P1620mから望む井出ノ小路山(左)と点名・中の谷
北夕森山経由点名中の谷 1806.2m 旧付知町 2005年4月2日
点名「中の谷」三角点は井出ノ小路山南に位置する。大きく言えば井出ノ小路山である。
朝4時50分に自宅を出て、付知峡をめざす。アレー、ゲートがある。
そう言えば、渡合温泉への道が閉鎖
されているという話は聞いていた。
そこへ、4WDに乗った人が来て、
カギを開けているので「井出ノ小路谷」
の林道はどれくらい先ですか」と
聞くが、分からないとのこと。
この時7時5分。
地形図で見ると、2kmくらい先と思われる。
歩くとなると、林道入口から
井出ノ小路山登山口の涸谷出合まで2時間として、30分余計に掛かることになる。
往復4時間が5時間になるだけの事である。しかし、林道歩きはあまりしたくない。
ヤメタ。と言っても、帰るのはもったいない。持っていた5万分の1地形図「加子母」で
あたりを探してみると、かなり前に行ったことがある、北夕森山があった。
これにするか、と言うことで、下浦の集落に入る。でも、以前と全く感じがちがっている。
あの時、下浦林道の入口を聞いた旅館はどこにあるのか。
でも、今は「北夕森山登山口」のカンバンが案内してくれた。
見覚えのある登山口に着いたく、そして、
仕度をして、地図はない?
否、昨晩印刷した井出の小路山の地図に含まれてい
るはずだ。
でもやっぱり、下浦林道からの道は切れているが、
北夕森山の山頂は入っている・・・
ナ・ナ・何と、気が付いた、北夕森山から尾根通し
で井出ノ小路山の三角点につながっている。
距離にして2.5kmくらい。山頂はむり、でも三角点までなら行ける・行ける
北夕森山まで記憶では2時間位か。
[調べてみると、1992年7月26日に歩いていて2時間半かかっている。
今ほど道が良くなかった為か]
2時間とすると、林道歩きと同じ時間になる。北夕森山山頂からは尾根歩き、
林道からは谷歩き、条件にしたら尾根の勝ち。距離は長くても勝算はある。
とにかく、山頂を目指す。7時40分出発、50分で谷を離れ、左手の斜面を上がり、
30分で山頂の見える西尾根にのる。所どころに雪はあるが解け残ったと言う感じ。
でも、1500mを越えるといい感じで雪が出てきた。尾根に乗ってから40分で山頂。
【登山口から北夕森山まで2時間・山頂から東尾根を1時間50分歩く】
防空監視塔 東尾根と井出ノ小路山・中の谷
以前より切り開らかれている感じがする。防空監視塔は以前のまま建っていた。
いよいよ。ワッパを着ける。コンパスを100度に合わせる。9時55分出発。
実に気分がいい、雪はしまり、日差しは無く、最高のコンディション。
200m位行くと尾根が緩やかに北に向くが、すぐに右折する、10時10分。
ここで少し迷った。この辺りに2箇所枝に赤のビニールテープが巻いてあったが、
そこからは先には無かった。後は快調に歩いて行く、でも時々、しゃくなげの
混じった岩尾根が進路をふさぐ。
11時10分に1620mのジャンクションピークに立つ。この辺りからかなり古い
最終地点の岩 尾根道
ビニールひもが枝に付いていた。雪原の中を快調に行くが、しゃくなげの付いた岩がたびたび
出てくる。そして、とうとう私の約束の時間12時が近づく。
この岩尾根を越えたら後は単調な登りになる。と、どうしても思えなくなり11時45分
点名「中の谷」を指呼の間に見てU
ターン。どの道、中の谷に行っても標石は雪に隠れて
見つからないと自分に言い聞かせる。標高で1680m、山頂までの距離は500m位。
でも、後1時間はかかると思う。残念。 振り返ると北夕森山の山頂が見える。
最終地点から中の谷 北夕森山と高時山
古いビニールひもの人は三角点から北夕森山をめざして1620mのピークまで来て
引き返したのか。
尾根からは北夕森山の監視塔がはっきり見え、井出ノ小路山・天狗岩(岩でなくて山だ)
唐塩山から小秀山のスカイライン・高時山、霞んではいるがたまらないくいい感じ。
13時45分に北夕森山にもどり、登山口に着いたのは15時40分だった。
そして、R19で帰ったが多治見の入口で渋滞にあい、帰宅したのは18時になっていた。
行動時間は12時間にもなってしまった。
黒津山に続いて未登。なんだか、根性がなくなったようなきがする。
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