イヽモリ山 530m 栃洞(仮称) 621m 七宗町 2010年2月7日 地形図「金山」
【時間】 P9:40−サクラ峠10:00−点名桜峠10:30−ブス洞峠11:15
−栃洞11:55〜12:20−28番鉄塔13:15−27番鉄塔13:50−イヽモリ山14:05−P14:55
《葉津へ》
今日は空気が澄んでいて気持ちが良い。川辺辺りからは納古山、上麻生からは室兼高屋・イバラダワ・シャレ山がくっきり見える。
納古山 室兼高屋(左)・シャレ山
そうして、葛屋??、おかしい、谷を一本間違った。山越えして葉津に入った。いつもの空き地に車を置くと、向こう側の道にはハンターが4・5人いる。
《サクラ峠》
庭先で少し立ち話をして、サクラ峠への車道に入った。わだちがあり完全凍結なので、雪の上を歩く。サクラ峠からは地図にない林道が南に向かっている。
NO42の標示板に導かれ広い作業道を行くと、皆伐された斜面の上に42番鉄塔がある。しかし、そこからは踏み跡がなく、35°くらいの斜面を登ると、三角点はそのピークにあった。今日のコースには他に三角点はないので、本日唯一の三角点、点名桜峠。
サクラ峠 岳山と高賀山群(#42から) 点名桜峠
《ブス洞峠へ》
三角点から踏み跡があるようには見えないが、尾根通しに下ると林道に出合い、100mくらいでサクラ峠に戻った。
林道を東進すると終点になり、正面の尾根に取り付いた。峠の位置を確認する為に右下の谷を見ながら行くと栃洞釜洞林道に出合った。
葉津川 水尻(?)(2月23日訂正)と栃洞の鞍部・ブス洞峠には栃洞釜洞林道が横切っていた。
《栃洞へ》
わだちのない車道を進むと31番鉄塔があった。ここから直登すれば栃洞山頂になるが、ヤブと傾斜が手ごわそうなので右の瀬戸川辺線37番への巡視路に入った。これを行けば国有林界に出合うはず、とすぐに伐採地があり、国有林界はネットに沿って続いていた。
これを登っていくが雪で滑りやすく転げ落ちそうで、少々恐ろしい。安全の為に左手の植林の中に入った。そして山頂。水晶山から右100°くらいの展望があり、あと10年は良さそうだ。
栃洞山頂 水晶山(左)と大槻山 鹿遊
《イイモリ山へ》
栃洞からは国有林界を通って28番鉄塔まで行こうと思っていたが、標石を追うと林道に下りてしまった。仕方なく林道を行く。(帰宅後、国有林界を確認すると一部林道と重複していた)
星谷釜洞林道に入ると、わだちがあり人の足跡も残っている。きっと今朝のハンターのものだろう。27番鉄塔への巡視路に入るとまた足跡があり、その足跡と別れ斜面を登るが、アップダウンを繰り返し、ようやく27番鉄塔に着いた。
ここからは展望があり、御岳も望まれた。また、「矢橋界」なる標石もここから始まった。26番鉄塔への巡視路に入ると矢橋界の標石も続いている。イヽモリ山山頂直下で巡視路を見失ったが標石は直登している。しかし、少々きつそうなので26番鉄塔のある右手の尾根に向かい、そこから山頂に登った。
釜ヶ岳から栃洞の稜線 御岳 矢橋界の標石
《イヽモリ山山頂》
30m程盛り上がった山頂らしい山頂で、七宗山最後の山にふさわしい。とは言っても何にもない。
イヽモリ山山頂
《下山》
下山は南の鞍部に下ろうと思っていたが踏み跡らしいものなく、往路を下った。この時点で家人に告げた帰宅時間近くになったので、残念だが26番鉄塔はパスした。
そして、目を付けていた谷へ下ったが、道が有るのか無いのか。右岸から左岸に渡ると崩れた小屋があり、その下で道は左右に分かれた。左をのぞくと登っているので右に行ったがこちらも登る一方。
分岐に戻り、考えた。谷はガケになっているので道は斜面についているのだろう。このまま谷を下るのは恐ろしい。
地図を見ると西に緩い尾根があるのできっと踏み跡があるだろうと考えた。西の道を進むと尾根に出合い、矢橋界の標石は尾根を登っていた。
幸いにも尾根には道があり、林道まで下ることができた。
矢橋大理石の小屋 林道出合
《狩猟会》
朝と同じ場所に狩猟会の方々がおられた。
「桜峠の方に行ったのに、まだ車があるから心配していた」と言われた。僕は、桜峠から三角点に登り、栃洞の奥の山からイイモリ山に行ったと言うと、三角点の山はうちの持ち山だといわれた。
ヤバ〜い。でもオトガメはなく、一人で歩いているのは危ないと誤射の心配をされた。
(私有地に入り)すみません、(ご心配を頂き)ありがとうと言ってその場を離れた。
《感想》
七宗山最後のピークハントにあたり、七宗町の方々にはいろいろとお話しを聞かせていただき感謝している。
注:イヽモリ山・サクラ峠・ブス洞峠の表記は七宗御留山境界絵図の表記に従う
山の”栃洞”は森林管理局の地図にあるが、地元で栃洞と呼ばれる山は無い