権現山

中野方野瀬から望む権現山(奥の峰)
中野方野瀬から望む権現山(奥の峰)


権現山 866.8m 恵那市中野方 2012年1月7日 地形図「付知

ルート地図
【登り】

 下権現神社10:50−林道出合11:10

    −上権現神社11:30−分岐11:50
     
                 −権現山山頂11:55

【下り】

 権現山山頂12:20−イケンタワ(岩嶽権現)12:30

   −(引返す)−分岐13:00−林道出合13:20

     −車道出合13:35−下権現神社13:40



《山名について》

点名は権現。下(した)権現神社にある説明文によると、「天正十年下社より蔵王大権現を権現山(八六六.八米)の山頂近くに祭る」とあり、山名は権現山とした。

「岩嶽権現 社西約4百米のいけんたわ山中に標石がある」と記されているので西峰はイケンタワとする。

ちなみに、山頂近くの奥社は「昭和40年とりこわす」、とされている。

この山は「山歩記」さんが「静かな里山」と推薦された。また「御岳の見える里山」さんは林道から登られているが、僕は下権現神社から歩くことにする。


《下権現神社から上(うえ)権現神社》

拝殿の後ろから踏み跡があり入ってみたが、すぐになくなった。適当に登ると累累と重なる大岩が前方をふさぐ。大岩を避けて行くと林道に出合った。

左に折れると「上権現・山伏岩」道標があり、はっきりした参道になった。そして尾根に乗ると覆屋根を乗せた祠が鎮座していた。

 林道の登り口   上権現神社
             林道の登り口                               上権現神社


《上権現神社からから山頂》

神社の後ろの尾根を登ると、岩場になった。落ち葉と雪で結構きつい。そう思っているとクサリがあり、手掛かりのロープもつけてある。何時の間にか平たい尾根になっている。アレー、山伏岩はどれだったのか?見落としたようだ。

道標 大岩 大岩
         道標                      大岩                      大岩


更に進むと分岐に出たが、これを無視して尾根を登って行くと左からビニール紐が合流し、山頂。
あろうことか、里山に似つかわしくない風景。雪に覆われた感じはどこかの庭園を思わせる。しばし見とれるが風が冷たく、風を避けて岩陰の陽だまりでお昼にした。

 山頂風景   山頂風景
             山頂風景                                 山頂風景


笠置山は木立に隠れている、白い山は中央アルプスか。木の間越しに、稜線に白い建物がある山が見える。おお、あれは赤河の権現山だ。白く光るのは噂に聞く廃墟の展望台だろう。

 点名権現   赤河の権現山
              点名権現                                赤河の権現山


《山頂からイケンタワ、下山》

山頂からはビニール紐が続いている。そして、植林の中の開けた所に岩嶽権現の標石がある。方位を測るのを忘れたが北より少し東を向いている、とすれば岩嶽権現さまは御嶽から来られたのかも。

 
 何処にでもあるビニール紐   岩嶽権現の標石
         何処にでもあるビニール紐                           岩嶽権現の標石

ここから分岐に戻ろうとしたが雪に覆われて踏み跡が見えない。とりあえずコンパスを合わせ進むが小さい沢があり、小さい尾根があり、壊れた小屋もあったが自信が持てない。

仕方なく引返す。そして一旦横切った道を東に向かったが、鞍部が見えたので北に進み自分の靴跡を探した。(この道をそのまま行けば分岐に戻れたと思う)

そして、尾根を下ると「山伏岩」の標示に出合い、また何時の間にか山伏岩を通り過ぎていた。林道からは参道の続きと思われる掘れ道を下り車道に下りた。


《車道にて》

下山した車道脇で倒木の片付けをしていたおじさんに下権現の後ろから登る道はないのですかと聞くと無いとの事。普通はあるのに、でも無理したお陰で巨石群を見られた。良しとしよう。



美濃一人山名録12権現山