ゲートの前には4駆も停めてあり歩く事にしてパンを食べる。
そうしていると1台の車がきてカギを開けている。
「屏風山に行きたいのですが通ってもいいですか」と言うと自分も行くからいい
との事。
ところが、向こうから地元の猟友会の人が来るとカギをかけてしまいゲートの
向こうで待っている様子。
しかたなく猟友会の人に通ってもいいかと聞くと「いいよ」との返事
そして車の人に「番号を教えて」と言うと、それはちょっと・・・
荷物を持って来て一緒に行こうと言ってくれた。 ラッキー
その方は26年生まれでかなりの人みたい。
10kmの標識がありその先が登山口、2台の4駆が停めてある。
先に行っていいと言うので、お先に
河内谷と屏風谷の合流する広い河原に下りる。
屏風谷に入るとすぐに堰堤が有る。
左から巻いて河原に、そしてすべりやすい岩の上を右に左に流れを渡り
約20分で尾根の取り付きがある。
そこから急斜面のはじまり・・・すぐにシャクナゲが出てくる・・・
いつの間にか支尾根に乗っている 45分で国境尾根に出会う。
しばらくは割りと平坦な尾根道がつづき
山頂が望める。
この辺りで8人のパーティを抜く。
が、ササが出てくると最後の急斜面。
木の枝・ササにつかまりコブを越える。
しかも露払いの仕事も増え、バテバテ・・・
抜き返されてしまう。
マア−いいや。振り返るとなじみの山々、逆光の上に雲も出て来た。
そして山頂。国境尾根に乗ってすでに1時間10分、先客にのいていただき
三角点を写す。
左門・ドウの天井・舟伏・大白木・高屋山・能郷
など国境の峰峰。
天気はパーとしないがシルエットで楽しむ。
先客は先に下山したので一人の山頂を満喫。
下山はヒザを曲げ、腰を低くしてすべりながら下る
そしてツルリ・・・
そんな所で7人くらいのパーティと出会う。
やがて笹の葉の上に雨のしずくが乗っている・・雨、国境の山でまた雨。
金草・三国ヶ岳に続いて3連発。いや金草はガスか。
55分で支尾根へ、雨でますますすべる。
腰をかばいつつ登りと同じ45分で谷に出た。
谷川を渡るのは朝よりも慎重に・・・さもないと転んで腰を打っては大変
30分もかかった。
屏風谷に流れこむ沢は滝になっている。それに初めてわさびを見た。
登山口には僕を乗せてくれた車とあと2台とまっていた。
僕を乗せてくれた人はどこへ行ったのか。
林道を歩きだすと雨は本降りになって来た。
でも4km1時間で行けるのでガマンガマン。
8kmのあたりで後ろに車、朝乗せてくれた人だった。
服が汚れているし、濡れているので歩いて行くと言う。
彼はなんと屏風谷をつめて登頂したと言う・・・・すごい 黒壁への健闘を祈る
55分でゲートに着いた。べたべた 着替えが大変
本当にいい山旅だたった。ゲートのカギの番号はもう必要ない
朝6時に出て夕方の6時に家に着いた。行動時間は12時間 疲れた
紅葉の事:2週間前裏木曾では里にしか葉っぱは無かったのに
奥美濃ではいまが盛り。裏木曾は奥美濃より寒いのか?