クラソ明神

クラソ明神 1023.1m 旧美山町 2005年4月30日

あと250mの所で断念。  登頂の記録はコチラ

初見は「美濃の山 第2巻」だが、ちょっと難しそうなのでためらっていたが、

今月の23日に買った「奥美濃とその周辺の山 130山」に出ているルートだと

いけるかも知れないと欲張ってみた。

【駐車地点−30分−峠−40分−尾根が北向きになる地点−40分−Uターン】

ルート概念図

神崎口から円原川沿いに車を走らせる。

今島の集落を通り、納谷・三尾谷の分岐

を通り過ぎると万所の集落に入る。

川沿いの林道に入ると三尾谷もそう

だったが、何だか薄気味悪い。

800mほど行くと山神神社の石碑が

あり、車2台分のスペースがある。

車の中から横を見ると「道塚」の石碑も

あってちょうど良い感じ。

仕度をして写真を撮ろうと良く見ると

「首塚」と書いてあった。気味が悪いが、

今さら車を移動させるのも面倒なので出発。

林道を歩いて行くと300mくらいで舗装が切れ、地道になる。奥まで車を入れなくて

良かった。地形図の道のカーブとはぜんぜん違っていて、地形図はえらくデフォルメされ

ているようだ。30分で峠に着いた。ここにも山神神社の石碑と神崎川の周辺でよく見る

「南無阿弥陀仏」の石碑がある。

峠の石碑

西の山に入ると、かなり手入れがされている桧の植林

 が続いている。

 踏み跡はわりとしっかり付いていて、コブは右山で

 巻いている。次のコブも右山で巻いている。

 そして、いつの間にか杉の植林に変わっていた。

 この植林帯が終わる777mHの所で踏み跡が無く

 なってしまう。

 その上にヤブが出てきて、ヒモを付けていく。

 尾根が北向きになる辺りから植林と自然林の境になって

 分かりやすい。

それもつかの間でササヤブになる。踏み跡か獣道か分からないがササが寝ている。

ここら辺りからビニールテープが付けてあるが、かなり山慣れた人の仕事という感じがする。

でも、僕もヒモを付けていく。右から尾根が上がって来る手前の急斜面で全く踏み跡がなく

なってしまう。しかも、手持ちのヒモが後2本となる。この上で尾根が合流しているとなると

目印は必要になる。とてもコンパスだけでこの尾根に戻れる自信がない。

と、思ったら、あーと言う間に気力が無くなってしまった。

後で考えると、この時なぜビニールテープを探さなかったのか。自分でも分からない。

きっと直登せずに尾根を巻いていたのかも知れない。と言っても後の祭り。

少し下って、食事をし「また来るよ」と言って下山した。

尾根を境にした植林帯には山仕事で使う青いPバンドのテープ落ちていて、これを拾って登り

返そうかとも思ったが・・・

ヒモをはずしながら50分で峠に着いた。下りは早い。ヒモは20本ほど持っていたようだ。

峠の石碑に挨拶しようと見ると真新しい花が供えてある。さっきは無かったよなー。

誰か来たの。ちょっと気味悪い。

古道があったので下ってみたが、日当たりの良い所はヤブになっていて林道に戻った。

車に戻ると、すぐに万所まで下り、そこでゆっくり着替えをした。

万所の廃屋では一人の男が焚き火で何かを焼いていた。その家の人だろう。

それにしてもビニールテープを探さなかったのは間が抜けている。

まだまだ修行が足りない。それと、すぐにあきらめるクセを何とかしなくては。


美濃一人山名録05クラソ明神