コカシ洞から望むクラソ明神 2006.01.29
−15分−尾根が北北西になる−45分−激ヤブ通過地点−20分−山頂】
【下り:山頂−65分−峠−45分−P】
1回目(未登)の記録はコチラ
《携帯電話》
峰山でカメラが壊れてしまい、さて。使い捨てカメラ
で撮ってスキャナーで取り込むか、でもすぐには使え
ない。そうだ、携帯電話があった。僕の携帯は普段は
かばんの中で電源は切ってあり使う時だけ電源を入れ
る、と言う使い方をしている。メールはもちろんカメ
ラも使ったことが無い。急いで取説を読み、ミニSD
を買い、今日に備えた。
《円原川の湧水》
円原川沿いの道は三度目になると思うが、鉱山跡の少し上流に「湧き水」の小さい看板が有るの
に初めて気が付いた。車から降り、河原に下りると道路側(右岸)からすごい勢いで水が噴き出
している。山側(左岸)を見ると3・4ヶ所から水が湧き出ている。すごい、これが峰山平尻の
降水の出口になるのだろう。残念だが携帯のカメラでは写らない。
ここで湧水の映像が見られます [http://www.library.pref.gifu.jp/map/fudoki/htm/443/44300501.htm]
《林道から峠へ》
万所は廃屋?が2軒と別荘として使っているのかロッジ風の家屋が1軒ある。今回はその家の少
し先の路肩に車を置いた。水音を聞きな
がらコンクリート道を歩いて行くと道は
折り返して沢から離れ、再び水音が聞こ
えると山神神社の石碑がある。それと首
塚どんないわれが有るのか気に掛かる。
前回「林道は地形図のカーブぜんぜん
違っている」と書いたが、林道の上部は
首塚 地図に記載されてなかった。 峠の石碑
そして今日も南無阿弥陀仏の石碑の前にはまだ新しいスイセンの花が供えてある。
林道は途中で崩壊しているのに、この峠はなんだか何時も人の気配を感じる。
《ヤブ・ヤブ・激ヤブ、そして山頂へ》
峠から西の林に入り、よく手いてされた杉林の中を行く。前回の記録で777mHの所で植林が
終わると書いたが、760mH辺りで植林は終わっていてヤブが始まる。尾根が北北西に向きを
変えると左側が植林になる。白岩と万所の分水尾根が合わさる手前でいよいよ前回の撤退地点の
激ヤブが始まる。今日はテープを16本×3組も持ってきているので心強い。山歩記さんはトラ
バースして尾根に上がられたようだが、きついのは同じだろうと直登する。ササの中にスットク
を差込み絡んだササを解いて進もうとするが歯が立たない。すねの痛みは円原の打ち身に輪を掛
け、目には枯れ枝が入り、涙が止まらない。ようやくヤブを抜けると薄い踏み跡が有り、青いテ
ープが付いている。これが白岩からのルートなのだろう。また薄いながらも踏み跡が有ると言う
事はこちらの方がメインルートなのだろう。踏み跡を拾いながら、ヤブを漕ぐとポンと三角点に
出た。
注記:前回の記録では「右から尾根が上がって来る手前の急斜面で踏み
跡が無くなる。」としたが、今回山歩記さんからGPSの軌跡のデ
ータを送っていただき、白岩からのルートと思われる踏み跡は白
岩と万所の分水尾根上にある事が確信でき、従って激ヤブは白岩
と万所の分水尾根が合わさる手前の斜面と訂正した。
資料をお送り頂いた山歩記さんに感謝いたします。
《山頂》
もうヤブを漕がなくても良いという開放感がある一方で、帰路を考えると緊張感から開放されな
い。そんな中で、三尾山のU字型の尾根が目を楽しませてくれる。その右は大洞、さらに右には
木間越しにシルエットで円原・峰山が見え、大声で挨拶を送る。
それにしても3人も座れば一杯になってしまう切開き。狭い山頂は荒ヶ峰山・越山、ゴンニャク
は背の低いヤブの中、舟伏山では18年前、平日だったが当時65歳の方と出合い差し向かいで
おにぎりを食べた。ここも狭さではトップクラスだ。
山頂風景 三尾山
《下山》
ササヤブの下りは早く1時間足らずで峠に着いた。結局テープは20本ほどしか使わなかった。
これで円原川周辺の山は終わったが、神崎川源流の笹畑山・中越山は何時登れるのだろう。