高根山 756.7m 恵那市(旧串原村)
タコウ 783.5m 恵那市(旧上矢作町) 2005年6月5日
《高根山について》
初見は「飛騨に山々(国境編)」、地形図には山名もあるが東濃のヤブ山。
誰がどう見ても、戸中の東の林道から取付くのが常道に思える。
《林道戸中沢線》
登り【林道入口−35分−ヤブに入る−12分
−山頂】
林道入口の反対側にある水道施設の前に車を置く。
林道を歩きながら、今朝の新聞に載っていた日本人
9人目の7大陸最高峰踏破された47歳の方は
すごい、それに比べて・・・ 何でこんなヤブ山
を歩いているのか。職場の人にも言われる
「2000m以下は山じゃない」「美濃の山は
残雪期だけ」などと。
しかし、これはアイデンティティー・自分らしさ・
趣味の問題。 国土地理院の数値地図25000(地図画像)明智を使用
以前、余暇の大部分を占めていたアマチュア無線はKING OF HOBBYなどと言われていたが、
いまではJARL(日本アマチュア無線連盟)の会員が減少していると聞く。今でも電信を打ち
たいと思いつつ、ヤブ山を歩いている。何なんだろう、自分でも分からない。
などと訳の分からない事を考えながら、地形図のカーブとは
かなり違う林道を歩く。
30分ほど歩くと尾根を回り込み向きが東から西に変わる。
そこから200m5分位先の右カーブの所から尾根に上がった。
尾根の上には薄い踏み跡があり12分で山頂に着いた。
よくある山頂風景、でもこんな山にも山名標があるのが
何だかうれしい。
《下山》
下り【山頂−35分−林道出合−10分−林道入口】
山頂からは南に下る踏み跡があるが、やはりはっきりしている西に向かう踏み跡を行く。
すぐに南向きの踏み跡があるが西進。最近、地籍調査をしたらしくクイがあちこちにあり
薄い踏み跡はその為に出来たらしい。山頂からは自然林が続き、気分良く杣道を歩いて
いける。この杣道は下ることなく続いているが尾根を横切ると西よりも北向きに変わった。
このまま進むと戸中から離れて行きそうなので、この尾根を下ることにした。
踏み跡ははっきりしないが何とか歩くことは出来る。林道に近くなったのか植林に入ると
踏み跡はなくなったが適当に下ると林道が見える、でも下りられる所がない。沢の方に歩くと
踏み跡が出てきて林道に下りられた。しかも予想した通りの場所で出合い、アッと言う間に
車に着いた。
ここから松林、馬坂、中沢を通って大馬渡からタコウを目指す。
《タコウについて》
旧明智町と旧上矢作町の境界にある突起、周辺のどの集落からも山頂は望めないと思う。
点名は「東方村」。これも西山と同じで地形図には山名を記入しているが「未登の山」
には載って無い。確か酒井先生の著書の中にあったと思ったが、探せなかった。
また、96年9月8日に荒峰山の帰りに探したが見つける事が出来なかった。
《大馬渡峠の石仏群から恵南林道》
96年荒峰山の帰り、当時持っていた地形図には
大馬渡からの車道は記載されていなかった為、
井沢から北に入る道を行ったと思っていたが、
今日来て見てやはりこの峠から恵南林道に入った
らしい。
そして、三角点は恵南林道の西側のすぐ近くに
あることになる。
この林道の最高点の少し下がったところから入山し、高みを目指すと2・3分でヤブの
中にタコウの三角点があった。車道から標高差、距離とも20mもない。
タコウを10年も掛けて登ったことになる。何の感激も無く、車に戻った。