市島 1082.2m 郡上市(旧和良村) 2006年5月21日 地形図「下呂」
【登り:P−65分−林道から沢へ−15分
−境界尾根−20分−山頂】
【下り:山頂−35分−林道−65分−P】
《市島について》
初見は「美濃の山(第3巻)」。旧八幡町と旧和良
村の境界尾根上の三角点、点名「市島」。
今回はよっせーさんの記録を参考にさせていただ
いた。
《登山口へ》
鹿倉から大月谷に入り、大月橋を渡りカワラ谷に
入る。「美濃の山」の記録では97年4月には、
すでにカワラ谷右岸に林道があったのに、いまだに地形図は修正さず、左岸のみに道路の表示が
ある。その左岸の林道の入口を通過し、右岸に渡る橋の手前の広場に車を置いた。
よっせーさんの言われるように「我々は歩こうではないか」、4Km弱。
《カワラ谷林道》
駐車地点から20分でゲートがあり、さらに15分で野猿のワイヤーが地上200mくらい
の高さに張ってある。左右の斜面は皆伐されているが、まだ伐採作業中で植林はされていない
所もあるようだ。左岸の尾根上に続く作業道と分岐すると、そこから先は廃道になっている。
そう言えば、野猿のワイヤーをくぐった先の谷から作業道が西に入っていたが、あの道が
右岸斜面の作業道になっているのかもしれない。
地形図通りの道を行くとカワラ谷の源頭部の鞍部に上がる沢に出合う。
《境界尾根から山頂へ》
沢の左岸に踏み跡がある。すぐに二又になるが右の沢を上
がる。踏み跡はなくなり膝ぐらいの高さのササ原の中を適
当に登って行く。15分で境界尾根に着くと鹿の食害防止
のネットがあり、わりときつい斜面を登ると10分でネッ
トは90°曲がって南へ下っている。そこから潅木のヤブ
が始まるはずだが・・・
ヤブが切開かれている。一年、いや二年くらい経っている感じがする。とにかくありがたい。
コブを2つ越えて、10分で山頂に着いた。山頂からは絶高(点名)から北方向が見えるが白
い山は白山なのだろうか。それ以外の展望はない。
《下山》
下るとすぐにコブがあるが、そこからは大洞山と1035m峰が格好良く見え稚児山も望めた。
ネットのところまで来ると南へ下る尾根はネットに沿ってササが刈ってあり、これは行ってみう
という気になった。すると展望が開け、東洞岳からイノ洞、その稜線の向こうには御岳が見
える。良いお土産が出来たと思ったが携帯電話のカメラではなんともならない。この切開きは
5分も行くと無くなってしまい、しかたなく元の尾根に戻った。
大洞山 東洞岳・御岳
作業道を下って行くと伐採地の方向からチェーンソーの音が聞こえ、木が倒れるのが見えた。
日曜日でも作業をしているようだ。やはり林道は歩いた方が良さそうだ。少なくともゲートから
先は車を乗り入れないほうが無難なようだ。
とは言え、井出の小路谷の林道は出来れば車で入りたい。ヤブで山頂を踏めるかどうか分から
ないのに、片道2時間も林道を歩きたくはないから。