水晶山 958m 恵那市(旧岩村町) 2006年1月8日 地形図「恵那」
【往路:P−70分−山頂−25分−林道出合−10分−岩村ダム】
【復路:岩村ダム−10分−尾根の取付き−35分−山頂−40分−P】
《三森山から水晶山のルートについて》
13年前(1993年5月)「続ギフ百山」や「飛騨の山山(国境編)」を参考にして三森山
から水晶山を目指した事があった。しかし、三森山の三角点は踏み跡から左手に鋭角に曲がり
ヤブを分けた所にあり、踏み跡の通過地点ではなくて突当たりにあった。また、その踏み跡を
進むと帝釈梵天のホコラがあり、そこで踏み跡が消えていた為に周回する事が出来なかった。
きっと、入念に探せば自分の勘違いに気付き、踏み跡を見つけられたと思うが、当時はそれが
限界だった。2003年に「岐阜の山旅100コース」が刊行され、その中に城山・水晶山・
三森山から岩村ダム・大円寺・城山の周回ルートが紹介された。これを参考にすれば大きく
周回することは出来る。が、「飛騨の山山(国境編)」にあった水晶山の南尾根から今の岩村ダム
に通じるルートで小さい周回コースを確認したい。そんな気持ちで岩村(水晶山)に向かった。
《岩村城址出丸駐車場へ》
国道19号の瑞浪から山岡を通ると、気温の表示
が−10℃となっている。さすがにカンテンの産
地だけある。国道363号を一色で右折し国道
257号へ、岩村市街を抜け岩村城址のカンバン
に導かれ左折するが道が大きく右カーブするとこ
ろでスリップして登れなくなる。バックしてどう
にかガードレールにぶつかることなく国道に
戻れた。道路の隅に駐車してここで身支度をする。
《水晶山へ》
岩村城址に向かって凍結した車道を登って行くと、水晶山への道標があり、山道に入る。
桧の植林の中にはっきりした道があり、足跡もかなり残っている。また、二箇所に倒木があり、
一つ目は乗り越えるが、2つ目はくぐる事になる。そして所々に自然林もあり、気が付くと
足跡は1人分になる。感じとしては昨日以前の物と思われるが足跡の上に雪が乗っていない。
昨日の朝は多治見でも雪が降ったがここは降らなかったようだ。
その上、この足跡は下っていない、と言うこと
は三森山まで行ったのだろう。
途中で林道が見えたが新木の実トンネルの辺り
から入っている林道だろう。また、いつまで
経っても点名水晶が出て来ないので休憩する
機会が無いと思っていると70分で水晶山に
着いた。足跡の主は山名標に目もくれずに歩い
たようだが、私は一応写真を撮り休憩した。
《岩村ダムへ》
山頂をから南へ下りると5・6分で三森山方面から来た境界見出標が
東に下っている支尾根に出合う。最初は割りと平らな尾根だが突然
30°位の急斜面が始まる。この尾根の西側には桧の苗に食害防止の
為の筒が被せてあり墓標が並んでいるように見えた。
尾根の取付き
この急斜面を下ると約15分で林道に出合い、二つの橋を渡ると三森山の登山口があり、岩村
ダムに着く。13年前はまだ工事中で三森神社の参道も荒れていたが、いまは立派な鳥居が
建っている。
《水晶山から車へ》
さて、ここからどうするか。一つ目は大円寺から車に戻る。2つ目は三森山へ登り水晶山から
車へ。3つ目は往路を戻る。第1案は集落を通るので却下、第2案は時間的に無理、と言うこ
とで第三案となった。ただ、時間を正確に記録しよう。
【ダム−10分−尾根の取付き−15分−急斜面終わる−10分−主稜−10分−水晶山山頂】
山頂からはぶらぶらと下っていたが、倒木をくぐる所で思案した。腰痛持ちにとってかがむ
事は命取りになる事がある。見ると左手の尾根をイノシシの足跡が下っている。これを下りて
ショートカットして車に着いた。
《後のこと》
帰りは飯高観音に立ち寄り手を合わせ、自分の観音仏にも挨拶をした。
肝心の小さい周回コースの検証は出来なかったが、
水晶山から岩村ダムのルートが確認できたのでいつかは
この周回コースを歩いてみよう。
と言っても、また13年後だと自信がない。