大原町から見た高社山
高社山 416.6m 多治見市 2006年4月16日 地形図「
美濃加茂」
今年の3月中頃の月曜日の朝、いつものように農免農
道を走っていると高社神社の参道の手前(南側)と参
道入口に赤いリボンが巻いてある。そして、少し先の
林道の入口にも。急カーブを曲がると以前から気にな
っていた切開きの所(根本町と西山町の境)にも巻い
てあった。半年くらい前にmtロードの山オヤジさん
が地元の許可を受けて道を整備すると言ってみえたの
で、きっとオヤジさんの思い入れが実り入山する人が
増えたのだろう。そんな訳で朝のうちに雨が上がった
日曜日、出掛けてみる事にした。
ちなみに記録では89年2月12日以降6回目となっ
ている。
【自宅−20分−大原町の登山口−17分−秋葉様
−20分−反射板−10分−高社神社−10分
−祠の先の分岐−10分−分岐−10分−根本城址
−10分−元の分岐−20分−農免農道出合−60分−自宅】
《大原町の登山口》
このルートの取付は民家の庭先を通っているので、いつもは神
社跡の石碑から迂回しているが、今日は三面工法の川の水量が
多くて渡れない。しかたなく手前の鉄の橋を渡り、大きく迂回
をして踏み跡に出合った。
《高社神社へ》
立入禁止のヒモが続いているので迷う事はないが前にも増して荒れている。この道を使うのはキ
ノコの時期だけなのだろう。歩きやすくなると秋葉さまの祠に着く。ここから右へ行くと217
mの標高点で農免農道に出合う。左に進んでいくと砕石場の上部に出る手前で通行止め。右へ行
けとの標識がある。きっと砕石場が安全のために新しいルートを作ったのだろう。
瀬戸のグランドキャニオンほどではないがここ多治見のグランドキャニオンもいい。でも、今日
は新しい道でショートカットしよう。三角点はパスして反射板に着いた。ヤブは切り払われて展
望はすごく良くなっている。以前は見えなかった春日井の方も見えるし天気がよければ伊勢湾ま
で見通せそうだ。
だが汗をかいていて寒く、食事は神社ですることに
して早々に退散した。高社の社殿に4年間の無沙汰
をお詫びし、そして階段を借りて食事をした。
《根本へ》
社殿の横から北峰へ行く。最初にここに来た時は入鹿池や明治村の建物が見えたが今では潅木が
茂ってしまい何も見えなくなっている。少し下ると祠(
ノンキ君によれば大杉神社との事)があ
り、そこからすぐに道に出合う。右へ行けば林道から農免農道に出合う。以前来た時は左に行く
道は気付かなかったが今日は左折して根本を目指す。
ここから先は初めてなので何だかうれしい。そんな気持ちで歩
いている時に木の枝に小さなエフ(5cmくらい)を見つけた。
内容は「開通祝:愛岐丘陵縦走路 定光寺〜東海自然歩道〜高
社山〜華立峠」。そこらに付けてあるリボンより遥かに良い。
小さなエフに込めた思いが何だか楽しい。そう言えば、リボン
はまだ1ヶ月くらいしか経ってないのに幾つかは落ちている。
ちゃんと結ばなければ・・・ネ。
祠から10分くらいで分岐になった。リボンは左に続いている
が右へ入ってみた。5分で分岐、直進は止め木がしてあるので
右折。更に5分、何だか見たような所に出た。あれー、根本城址だ。だから里山は面白い。
さっきの停め木の所を直進すればヒカリ金型の横に出るのだ。(このルートはノンキ君の「根本
砦跡」に詳しい)分岐まで戻ってゴルフ場を左手に見ながら行くと分岐、右に曲がって13分で
農免農道に出合った。すぐ横にはドコモの基地局が工事中だが、まもなく完工するだろう。
《農免農道を歩いて自宅へ》
最初の予定では登り返して帰るつもりだったが地図で見る以上にアップダウンがあるので、いや
になってしまい、ここから約4Kmは車道で帰ることにした。ヒカリ金型の前を通り、車道から
直接取付ける所を探したがないようだ。
そして以前から気になっていた林道出口の近くにある違法な(?)造成をした土地に入ってみた。
ここでは黒い人が2・3人で車を解体していたがその跡はオイルが地面に浸みこみ異臭を放って
いる。更に奥の谷側には土留めの様な物はなくて不安定な状態になっている。いつ頃から始めた
か記憶にないが平成16年6月に多治見市長が行政指導をしたという看板が有った。16年なら
1年くらいは放置していたのではないか。また、16年6月以降にも解体作業をしていたような
気がする。行政とはそんなものか?
毎日使っている道だが道路脇のゴミはすごい。空き缶・ペットボトル・弁当の容器、さらには
建築廃材。変わったところでは芝生の束、これは土に戻りそう。そんな事を思いながら約1時間
で自宅に着いた。
《感想》
大杉神社の祠から先には土橋のような箇所もあり根本村と小木村を結ぶ山道だったのだろうか。
このルートは雑木林の疎林で大変気持ちが良く、八曽山の東側の踏み跡と同じくらい。
愛岐丘陵の中では一番二番で同率首位と言うことにしよう。
(訂正は2012年7月1日)
愛岐丘陵概念図
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