武並山

恵那市岩村町飯羽間から望む武並山
恵那市岩村町飯羽間から望む武並山

武並山 658m 恵那市岩村地区 2006年11月18日 地形図「恵那

ルート地図【登り】P12:35−神社跡12:50−山頂13:10

【下り】山頂13:15−NHK中継局13:25−P13:40

《武並山に付いて》

地図で見ると何の変哲もない里山。しかし、名前が付いていると言うことはそれなりに意味があるのかと思い検索してみるとGooGleでヒット。
武並神社跡が恵那市の史跡に指定されている。

昨年の12月の大雪の2・3日後、仕事でこの山の東の麓の工場を訪れた折、登り口を探したが分からなかった。
地図を見ると西の集落から送電線の巡視路をたどれば道が有りそうに思える。

《登り口を探して》

保古山の帰り、小野川沿いから県道407号406号・国道257号で岩村に入り、「およねさん」の信号の次のT字路を右折し、工業団地を左に見て走り武並山西側の狭い道に入った。

武並神社跡のカンバン高圧線巡視路の黄色いカンバンはある。その付近の民家の庭先でトラクターを洗っている人に「武並山に登りたいのですが巡視路から行けますか」と聞くと、武並山の方を指さして「この山か。登る人はおらんし、道は無い」と言われる。

しかたなく元の工業団地の方に車を走らせると有りました、手書きの「武並神社跡」のカンバン。







《山頂へ》

じめじめした林床を20mほど歩き左の小尾根に上がると踏み跡が有った。とりあえず左に行ってみたがトラバースして消えてしまった。

元の所に戻り、よく見ると鋼管柱(電柱)が建ていて電灯線が続いているのでこれをたどることにする。広く平な所に出ると石垣があり、神社跡の石碑が建っている。

  武並神社跡  NHK中継所  武並山山頂

更に電線路を行くとNHKの中継局があったが道はここで終わり、踏み跡を探すが見つからない。現在位置も分からないし、特徴のある地形も無い。
しかたなくテープを付けて高みを目指すと杉の植林の中にきれいなテープが幾重にも巻かれた切り株がある、さて。辺りを探すと赤白の鉄塔が植林の向こうに見える。
方位を確認して、もう1本の鉄塔を探すと木々の間から曇り空の色に紛れて見えなかった鉄塔が見える。

これで間違いなく山頂と確認できた。何所にもあるあまり手入れをされていない植林の中の山頂。早々に下山すると、山道の入口にはNHKの標識がたっていた。



美濃一人山名録06武並山