黒岳

厚曽から望む黒岳
厚曽から望む黒岳

黒岳 794.6m 下呂市金山地区 2007年2月12日 地形図「下呂

ルート地図
【登り】林道入口10:25−伐採地最上部10:50

                   −山頂11:05

【下り】山頂11:25−林道入口12:05


《黒岳について》

初見は「美濃の山 第三巻」だがWEBでもよく見かける山。ただ幹線道路からはかなり遠く、取り付きにくいようだ。

《**峠まで》

R41の金山からR258へ、籐後野で左折して県道85号線に乗る。戸川沿いを走り厚曽(あっそ)の集落に入ると前方にはいい形に黒岳が見えるが、峠まではまだかなりの距離がある。

川沿いを行くと工事現場があり、トラックが護岸用のコンクリートブロックの荷下ろしをしていて道を塞いでいる。その向こうには材木を満載したトッラクが待っている。

あきらめて待つ事20分やっと作業が終わり通る事が出来た。こんな山奥では時間はゆっくり過ぎているのかも知れない。野猿の下をくぐりようやく峠に着いた。

家を出てから2時間10分も掛かってしまった。

護岸工事現場 林道入口
護岸工事現場 林道入口

《黒岳山頂へ》

金山側から林道が入ってるのでその入口の広場に車を置いた。境界尾根に上がり最初のコブは適当に巻いて行く。良く手入れされた桧の植林でどこでも歩きやすい。上之保側は自然林が続いている。

35分で伐採地の上部に出た。コブのテッペンには野猿のワイヤーが掛けられ、ワイヤーを絞った止め木に触らないように左手のヤブを抜けた。

伐採地 野猿のワイヤー
伐採地 野猿のワイヤー

その伐採地の中腹では作業者が下に向かってか僕に向かってか、何かを叫んでいたが聞き取れなかった。この辺りから先は両側とも自然林になり、幾度もコブにだまされながら、ようやく山頂に着いた。

《山頂》

なるほど。石段が二段あり、その上に石が置かれているて、以前には祠があったのだろう。

三角点 祠跡の石段
三角点 祠跡の石段

山頂からは北の境界尾根と南東の尾根に踏み跡がある。南東の踏み跡は杉の植林の中を送電路の鉄塔をくぐり、厚曽まで続いているのかも知れない。

《下山》

尾根が曲がり、その少し先の鞍部から植林の中の沢を下り林道に降りた。
これで本に紹介された旧和良村の山々には足跡を残せた。これからは点名で「山」を探そうか。

工事現場で時間をとられてしまい少々遅れ気味だが、昨年の夏の宿題を済ませる為に次の山へ向かう。



美濃一人山名録07黒岳