多治見市富士見町から望む屏風連山(左後方は恵那山)
田代山 819.8m 恵那市山岡地区
屏風山 794.1m 恵那市山岡地区 2007年1月1日 地形図「恵那」
【登り】牧場入口9:50−田代山10:05−笹平と寿老の滝の鞍部10:30
−奥寿老登山道出合10:40−馬の背山11:00−屏風山11:20
【下り】屏風山12:00−寿老の滝からの林道終点12:40
−田代山13:00−P13:15
《田代山について》
瑞浪屏風連山の最高点。ただし、笹平の谷の南側になるので屏風連山とは呼べないかもしれないが、多治見から見ると屏風山の一部に見える。
ちなみに、明智鉄道山岡駅辺りから見ると全く別の峰に見える。
点名は桧ヶ峯。
《屏風山について》
1976年10月16日・17日にJCCサービス(JCC:アマチュア無線のアワードの1つ)の為に入山している。その時は寿老の滝から北にのびる林道を山頂直下まで入り、4人で2・3回往復して資材を運び上げた。
山歩きを始めた頃(1987年11月29日)、5万分の1地形図以外の資料はまったく無いまま笹平から入山し、湿地の辺りをさ迷っていた。今回はその場所を確定する為に入山する。
《田代高原牧場へ》
「おばあちゃん市・山岡」から東進1Kmくらい先を左折して田代地区に入る。留主ヶ洞の集落の入口には「田代山登山口」の案内があり、迷うことなく田代山牧道に入る。
25年くらい前に一度来たことがあるがその時は牧場の前で引き返している。狭い道を対向車と出合う事無く(元旦にこんな所に来る車はいない)、牧場のゲートに到着した。
牧場は閉鎖されているが、冬季閉鎖なのだろうか。gooの地図ではこの先にも道が表記されているが地道になるのでゲート前の広場に車を置いた。
《田代山へ》
牧場の中の車道を歩くが、放牧されていた感じがしない。夏草が伸びたまま枯れている。恵那山の稜線を眺め、また高社山の反射板を探すが分からない。
車道は廃道になり、その終点から右に回りこむと道がある。あっけなく田代山に登頂。本当はここよりも林道終点のコブの方が数mほど高いようだ。「山高いが故に尊からず、三角点のある方がアリガタイ」
放牧地から恵那山 田代山
《笹平と寿老の滝との鞍部へ》
鞍部につながる尾根を探すが、印刷した地図と実際の距離感が一致しないので苦労する。後で確認すると林道終点の左に入った所だった。
この尾根には山岡町と国土調査のクイが有り迷う事はないが、これ等の後を追うと鞍部を20mほど外れてしまう。
黒の田官行造林のカンバンがある鞍部には南西と南に道があるが、前者は笹平から、後者は牧場から続いているのか。そして私は瑞浪市と旧山岡町の境界の道を行く。
林道終点(左:尾根・右:田代山) 鞍部
《奥寿老登山道から屏風山へ》
膝から腰くらいの丈のササの中を歩いていると、1987年の記憶がよみがえって来る。こんな感じの所を歩いた、そして植林したばかりの高原状の所だった。
そんな事を思っているとササが刈られた道に出合った。これが奥寿老登山道だった。
黒の田東湿原を確認したが記憶の中にあるような、湿原の真ん中に道は無かった。あとは一般登山道で屏風山山頂に着いた。
奥寿老登山道との合流点(この先に鞍部がある)
《山頂で》
山頂には5人パーティの方がみえたが、それでも広いくらいの広場が作られている。山岡側の植林も広く間伐されていて恵那山の稜線が裾の方まで展望できる。
アマチュア無線で来た1976年当時は山岡側は植林されたばかりだったが30年たっても木はあまり大きくならないものだ。
《下山・田代山を通って》
下山は寿老の滝からの林道の終点を確認する。
そして谷に沿って鞍部に出ようと思い谷に下りた。しばらく行くと左の尾根にクイが見える。これは田代山に上がる尾根と見て、35度くらい急斜面を登ると見事に三角点に出合えた。
後は放牧地(跡?)を通り、車に戻った。
《1987年の宿題の答え》
湿原の淵を行く道と奥寿老登山道の合流点の東側をさ迷うっていた、と考えている時・・・。
アレー、東湿原があると言う事は西湿原があるんだと言う事に気がついた。その間には地図で見ると尾根が向き合っている。ならば、ここを通り湿原の西の辺りをさ迷ったのかも知れない。
回答は次回に持ち越し。
《その他の事》
大晦日と元日に山が歩ける幸せ。その上に「地形図パズル」は全問正解の100点満点。言う事なし。