六字ヶ嶺

林道三倉〜上ヶ流線から望む六字ヶ嶺
林道三倉〜上ヶ流線から望む六字ヶ嶺

六字ヶ嶺 964.2m 揖斐川町春日地区 2008年11月23日 地形図「長浜

ルート地図
【登り】P8:20−林道分岐9:00−84番鉄塔9:15

           −尾根の分岐点10:10−山頂10:45

【下り】山頂11:10−林道出合11:40

                −林道分岐12:15−P12:55

《トラブル》

最近、パソコン(NECデスクトップ)にグラフィックボードを追加した。
それでアナログとデジタルのデュアルディスプレイで使って
いたが、マニュアルにはテレビも接続できるとなっていた事を思い出し、やってみた。

スイッチを入れると、何時ものようにNECのロゴが表示されたが、その次には真っ暗になり、「WINDOWSが起動できません」となった。セーフモードでも、同じメッセージが現れた。アナログを2台接続したのが原因なのか?

結局、再セットアップをするはめになった。バックアップは1ヶ月ほど前に取ってあったので安心して再セットアップをした。2時間位かかって再セットアップをし、データを復元させたが・・・・・。

なっななな〜んと、過去のメールが一切無くなっていた。
バックアップの設定をまちがっていたのか? ショック!!
そんな訳で、過去のメールをなくしてしまいました。
プロバイダーのメルアドにメールを下さった皆さん、ごめんなさい。

《六字ヶ嶺について》

初見は「美濃の山 第1巻」。その後に中電の三岐幹線が開通し、林道も伸び、それ以降の様子は
山歩記」さんが歩かれて初めて知った。そして「山の日記」さんの鎗ヶ先から六字ヶ嶺・鍋倉山縦走
(07・12・23)がある。

僕はそんなに長く歩けないし、六字ヶ嶺だけでも良いのだが、せっかく春日村まで行くのにもったいないので、鎗ヶ先まで足を伸ばす事にした。
予定したコースは「山の日記」さん推薦の林道分岐から六字ヶ嶺、少し戻って尾根を歩いて鎗ヶ先へ、南東尾根を下って林道で車に戻るルートで、6時間位のコースにした。所が、予定どおりには行かなかった。

《上ヶ流から林道ゲート》

上ヶ流から高橋谷に下る林道に入ると後半は地道になり、そして高橋谷を渡った。しかし、地形図にあるようなカーブはなく、舗装が始まる所に林道の入口があった。

「山歩記」さんの記録を思い出し、これに間違いないと思い、この付近に車を置いた。この林道を行くと2つ目のカーブの先にゲートがあり、地形図が間違っているのだろうと考えた。

《林道歩き》

「別の林道を歩いているかもしれない」という不安も、越谷の出合で送電線をくぐると、解消した。林道の分岐にはNO.84の標識があり、右の林道に入る。鉄塔はすぐ近くに見えるのに一向に近づかない。
そして、地図に無い林道の分岐付近から中電の保守用の階段があるが、ヤブでふさがり、適当に登っていくとNO.84に到着。

正面に谷山、池田山は穏やかに見え、意外や鎗ヶ先はコブ程度にしか見えない。目指す六字ヶ嶺は凡庸な丘に見える。

 鎗ヶ先 六字ヶ嶺 上ヶ流の茶畑
         鎗ヶ先                     六字ヶ嶺                   上ヶ流の茶畑

《六字ヶ嶺へ》

尾根へ上がる取付きはヤブになっているが、すぐにはっきりした道に出る。植林の中の歩道はほぼ尾根上についている。750m付近で尾根を離れるが、傾斜がきつくなるのでトラバースしてから電光形に登るのだろうと思い進んで行くと、炭焼きの跡で終わってしまった。登り易そうな所から尾根に戻ると、そこは標高点806m地点だった。

しばらくするとまた道は尾根から離れるので、ここでは尾根を外さずに登って行く。雪は10cmくらいになり、左前方に尾根が見え隠れする。この尾根が鎗ヶ先に続く尾根だと思われる。

地図上で幾度シミュレーションしても北から来ると絶対に見落とすと思われる分岐なので紙テープの目印をつけた。(結局このテープは残置した)

 尾根道   尾根の分岐点
              尾根道                                 尾根の分岐点


主尾根が痩せてくると潅木の枝が尾根上を塞ぎ、仕方なく北斜面に逃げる。思っていたよりもヤブっぽく、ここを戻る気がだんだんなくなってきた。感じの良い疎林を抜けると山頂に着いた。

 疎林 疎林 山頂風景
                                                   山頂風景

《山頂で考えた事》

煩わしいヤブも有るだろし、鎗ヶ先まで行くのがなんだか億劫になってきた。長い林道歩きもヤダし・・・、そう考えだすと、何時ものように急に気力がなくなった。じゃあ、ピストンにしようか。「これも面倒だ」となると、直接林道に下ろうという事になっていしまった。

《下山》

南尾根を見ると背の高そうなササが雪の下になっている。これ幸いと尾根と思しき所を下って行く。

 山頂付近から見る鎗ヶ先   下山路
          山頂付近から見る鎗ヶ先                             下山路

毎度の事だが林道に降りられず、谷を探して右に振り、ササヤブを掻き分けて林道に出合った。と、ここで気が付いた。「イヤダ、イヤダ」と思っていた鎗ヶ先からの林道歩きと同じくらいの距離になっている。
そして、天気予報の通りに午後から日が差してきた。

《感想》

それにしても、「山の日記」さんの『林道分岐辺りから南東の尾根を使って南から登るといいかも』の予想は見事に的中していた。

また、我が家の宗旨は真宗本願寺派で「なむ〜まい〜だ〜」で4〜5文字しかないが、やはり正式には6文字で唱えるのだろう。

《後記》

最近は余り、HPを更新する意欲が湧かなかった。
山を歩き、それをノートに書き残していた頃は純粋に記録を目的にしていたのに、HPを作った事でなんだか空虚な世界に迷い込んでしまったような気がしていた。
でも、ようやくヤブを抜け出せそうだ。



美濃一人山名録08六字ヶ嶺