小谷・塔ノ倉

小谷 699.4m  塔ノ倉 715.7m 揖斐川町久瀬地区 2010年2月21日 地形図「谷汲


【時間】

 林道終点(P)8:45−尾根出合9:40−小谷10:40

 −塔ノ倉取付き11:35〜11:50−塔ノ倉12:15−P13:35

《小谷・塔ノ倉周回コース》

2008年1月5日に大立・小谷・塔ノ倉の周回を目指したが、
小谷から林道に降り立った所で、積雪の為に引き返している。

今回はワカンを用意し、多少雪が締まったこの時期に行って
みる事にした。しかし、大立はパスする。


《登山口〜尾根出合》

林道に入っても雪は無く、聖心殿前の広場から先に進み、
林道の終点に車を置いた。

103番鉄塔を過ぎ、植林を抜けると落葉樹の森になる。トドノキ谷の奥に小津の山が見え出すとツボ足も限界になり、ワカンをつけた。そして、尾根に乗った。

 支尾根   尾根出合
              支尾根                                   尾根出合

《小谷へ》

右折して鞍部に下るが、雪は無くなり、ワカンをはずした。鞍部からは急斜面を登る。振り返れば102番鉄塔が見えるが、それを目標にしてもトドノキ谷へ下って行きそうだ。

万が一、引き返す事を考えて、不明瞭な植林界を確認しながら登っていく。そして、見覚えのある岩を通り過ぎると傾斜は緩くなり、一頑張りで4度目の小谷山頂。もちろん三角点は雪の下なので、通過点でしかない。

 鞍部   小谷山頂
               鞍部                                  小谷山頂

《林道》

小谷から東尾根を下って行くと林道に出合ったが、4分岐している。一本は小谷を巻いている林道、その左は支道だろうが、土が見えないので本道の判定が難しい。

そして、ワカンをつけて進むと小津三山の大展望が待っていた。今日の目的の9割方はこれで達成した。また、坂内村の山々の展望もあり、地形図の林道分岐からは小津権現から西台山までの展望があった。

小津三山
                             小津三山

この辺りでお昼にしようと思ったが、塔ノ倉への取り付きを確認するのを優先した。北斜面から南斜面になると雪はすでに腐っていて、重いワカンを引きずりながら取り付きと思われる所に着いた。モミの木が1本あり、地形的にここ以外にはない。

《塔ノ倉へ》

何時か見たような、気持ちの良い植林の中を太陽に向かって登っていく。(ちょうど12時)
そして、植林界の少し東に山名標があった。ここも三角点は雪の下、今回も点名塔ノ倉の標石を見られなかった。

 植林   塔ノ倉山頂
              植林                                  塔ノ倉山頂

《下山》

植林界を下りかけたが何だか変。右にトラバースして尾根を見つけて少し下ったが、小津の山が見えるので元の尾根に戻った。下って行くと660mH辺りで巡視路の階段に出合い、心強い。そして、104番への標示板がありますます心強い。

所がヤブの急斜面になった。巡視路をはずしたようだ。尻餅をつき、下り続けると右方向に104番鉄塔を視認した。鉄塔に向かって下っていくが・・・、まさか谷の向こう側?。地形図で確認するがそれはなさそう。

二度三度確認し、この斜面の先に必ずあると確信する頃、104番に着いた。ここから先は103番の標示板に導かれ、聖心殿奥の院から谷沿いに下り、林道に出合った。

《反省》

巡視路を見失った時点で標示板の地点まで戻るべきだった。もし、104番鉄塔が見えなければ、奥の院の谷に向かって下っていたと思うと少々寒気がする。



美濃一人山名録10小谷・塔ノ倉



 この日以降10日ほど高温が続き、その後雨が続いた