岩坂トンネル東口より塔の倉
大立・小谷・塔の倉 揖斐川町久瀬地区 2008年1月5日 地形図「谷汲」
周回の記録へ
【時間】
駐車場9:35−103番鉄塔10:00−尾根出合10:40
−大立10:50−鞍部11:15−小谷12:00−林道出合12:10
−小谷12:20〜12:40−鞍部13:05−駐車場14:10
《今回の目標》
トドノキ谷から三岐幹線の巡視路で大立と小谷をむすぶ尾根に上がり、大立・小谷の山頂を経て小谷北の林道に下り、その林道を
塔の倉の北尾根との出合まで行き、そこから塔の倉の山頂を踏み、あとは一般道で聖心殿に下るルートでの周回を目ざす。
大立・小谷の間は2007年5月4日に歩いているし、塔の倉の北尾根は2002年2月24日に歩いている。そして、その間の林道にはなんの問題もないと思われた。
所が、そんなに簡単にはいかなかった。
《聖心殿》
この施設があるお陰で林道は除雪されていて聖心殿前の駐車場までは楽に入る事ができた。ここから林道の終点まで車を入れようと思ったがヤメにして広場の一番奥に置かせてもらった。
《巡視路で大立へ》
身支度をして歩き始めると林道の終点には車が3台が止めてあった。そして103番鉄塔への巡視路に入ると何と足跡があった。まさかあの車の人達かと思ったが足跡は1人分しかなく、それもすぐになくなった。
巡視路は雪に隠れていてはっきりは分からないが、らしい所を求めて登って行く。振り返れば塔の倉が大きく、木間越しには小谷が顔を覗かせている。
塔の倉 小谷
意外と急な斜面で、ようやく103番鉄塔に着いた。鉄塔の下を通り、急な尾根を登って行く。450m付近で植林が終り落葉樹の林になると傾斜は緩くなり20cmくらいの積雪でルンルン気分で尾根に出合った。まずは左折して大立に向かう。
山頂丘では簡単に三角点の標石が見付けられて幸先が良いと1人でほくそ笑んだ。
巡視路の尾根 大立
《大立から小谷》
そして尾根の出合まで戻り、鞍部に向かって下りながら、塔の倉からの下山路は確認できるか不安になってきた。巡視路なのであまり気にしてなかったが、これだけの積雪ならば道そのものが隠れてしまっているかもしれない。
でも地形図にも山名がある山なのでマーカーは付いているだろうと不安を打ち消した。そんな事を考えながらも鞍部に到着。
鞍部南側から見る塔の倉 鞍部
昨日地図を印刷して、昨年の歩行時間を書き込んだが、鞍部から小谷までは25分となっている。急な斜面を木の枝につかまり登って行くが25分経ってもまだ急斜面でもがいている。
雪がある為にこんなに遅れてしまったのかと思いながら、また腐った雪で足を取られる。
30分経ってようやく傾斜がゆるんだ。
おかしいと思うと更に変な事を考える。右手に見える塔の倉はかなり遠くに見え、またあの長い尾根が歩けるだろうか。
塔の倉の北尾根
もし無理だったら下辻越から横蔵寺に下りタクシーを呼ぶか、いや東津汲に下ろう。だんだん不安がましてきた。
小谷以後の予想は林道歩き1時間、塔の倉までの尾根歩き1時間、下山1時間で計3時間は少々厳しい。
45分かかってようやく小谷に着いた。記憶を頼りに標石を探したが見つけられない。時間が惜しくてすぐに東の尾根に向かった。
《林道出合》
尾根を行くと雪は40cm近くになった。すぐに林道が見え北斜面をずり落ちるように林道に降り立つと雪はヒザを越えていた。さすが北斜面、アカン!!。こんな林道を2Kmも歩けない。
これで完全に気力が萎えた。正面には小津権現が望まれるが、花房が見える場所を探す気力もなくなっていた。そして雪にまみれて小谷に戻った。
林道から望む小津権現山 小谷山頂
《小谷から鞍部へ》
お昼を食べながら、あの特徴のない斜面を迷わずに下れるか不安になる。靴跡をたどれば問題ないと思いつつも不安は尽きない。
とにかく鞍部に向かい下っていくが靴跡は尾根に見える所には向かわず、谷に向かう感じがする。こんな斜面をトレースなしではとても下れないと実感した。鞍部に着くとようやく余裕がでてきた。
《駐車場へ》
少し登り返し巡視路の尾根を下る。もう大分雪は腐ってきたが気持ちのいい尾根に変わりない。そして林道に出合うと林道終点の車はいなくなっていた。きっと塔の倉に登ったのだろう。
《自宅にて》
小谷手前の尾根の登りの所要時間が腑に落ちず記録を読み返すと、なんと55分かかっていた。それを
25分と書き込み不安をあおる結果になってしまった。
今回は急ぎに急いで45分だったので、前回よりも10分も短縮していた。あんなにフカフカの雪だったら林道2Kmは1時間半くらいで歩けただろう。そう考えるともったいないことをした。
次回はもっと時間の余裕をみて再度行ってみよう。
この気候だと、その頃には雪はないかも知れないが・・・・・