大加山
権現山から望む大加山
権現山から望む大加山

大加山 359m 関市旧武儀町中之保 2010年5月29日 地形図「金山

ルート地図
【時間】 

ハートタウン平成の杜9:05−共聴アンテナ9:30

       −山頂9:45−多々羅の神社10;30

           −ハートタウン平成の杜10:35


《大加山の取付き》

里山の取付きの基本パターンは神社の後。地形図には乙亀と多々羅に神社記号がある。
うぅ〜、なんとなく多々羅の方が良い感じ。

小さい山なので適当に登り、道を探して下ろう。車道歩きがイヤなら、もう一度登り直そうと思って出掛けた。

《登山口探し》

まずは多々羅の神社を見に行った。所が神社の道路の東にあり、裏は中之保川になる。仕方なく北側の送電線の辺りを探し、巡視路をキープ。もう一度、乙亀に戻り神社の裏手を見てみるが踏み跡は無い。

次は地形図で「文」の地図記号が書かれた場所にあるハートタウン平成の杜に車を置きその奥を見に行くと薄いながらも踏み跡があった。

                  ハートタウン平成の杜
                            ハートタウン平成の杜

この建物は老人介護施設のようで、受付にみえた職員の方に「この裏山の大加山に登りたいので車を置かせてください」とお願いすると「いいですよ」と言ってくださった。
車を移動させていると先程の職員の方が出てみえ、「この建物の隣のMさんならこの山に持ち山があり、詳しいですよ」とお教え頂いた。

早速お訪ねするとわざわざ登り口までご案内してくださった。所が所が、「地図に大加山と書かれているのは知っているけど、そんな名前で呼ぶ人はいない」、「山ばっかりなので一つ一つに名前はない」と断言された。

地図に山名があるのに現地にはない。如何ともしがたいが、ままある話しだろう。それでこの山の読みはオオカヤマでもオオガヤマでもオオカサンでもオオガサンでも何でもいい事になってしまった。

《入山》

Mさん方の奥の「土石流危険渓流(裏山洞)」の看板の所から入山する。最初は沢沿い、すぐに尾根に上がる。もう少しで稜線に上がろうというところからトラバース気味で共聴アンテナに着く。

 赤みがかったギンリョウソウ   共聴アンテナ
         赤みがかったギンリョウソウ                            共聴アンテナ

この作業道はこのアンテナの資材を持ち上げた跡だそうだ。このアンテナ群は地デジ不対応だがもう使われていないのだろうか。少し先には全く使われていないUHFのアンテナもあった。

この辺りから以前の僕と同じ結び方の赤い紐が続いている。山の目印の是非に付いての議論には加わらないが、人の気配の無いヤブ道でテープがあってホッとすることも事実だ。
しかし、匿名とは言えテープ類を残す事は他人に自分のレベルを知られてしまう。そう考えるとやはり外したほう無難なようだ。

そして山頂。当然展望はなく、お昼にも早いのですぐに下山することにした。

 ビニールヒモ   山頂風景
             ビニールヒモ                               山頂風景

《下山》

下山地点は多々羅の神社付近とする為に、共聴アンテナを通過して右手に踏み跡を探す。この辺りと思う個所には最近間伐をした跡がある。植林の中を下ると右手の2次林の中に導かれたがここは足の置き場がないくらいに伐採してある。そして降り立ったところは神社のまん前。

道路沿いの美濃羽石材で少し立ち話。美濃の山を歩いていますと言うと「定年になったから」・・・・
おいおい、アラ還とは言え僕はまだ若いんだぞ。

平成の杜の受付によってお礼を言い、車にもどった。そして次は中之保側から権現山を目指す。



美濃一人
山名録10大加山