権現山

権現山 524.7m 関市旧武儀町中之保 2010年5月29日 地形図「金山

ルート地図
【登り】

林道終点10:55−祠の跡11:10−登山道出合11:55

−山頂12:00

【下り】

山頂12:35−祠の跡13:10−林道終点13:20


《権現山について》

轡野から97・1・599・1・2の2回、行っているが
今回は大加山の帰りに中之保側から見に行くことにした。

当然、地形図の破線路は消えているだろう。でも植林の山なので何処からでも登れるだろうと思う。

《林道終点から山頂》

林道終点の位置が分からないので自信を持って歩けない。最初の谷の分岐は作業道のある右に入った。次の分岐も右に入ったが西に向いてしまった。

最初の分岐まで戻り、左俣の谷芯を行こうとしたがとても歩けない。辺りを探すと右手の尾根に巻き道があった。その薄い踏み跡をたどると変な形の石積みが見える。

中はくぼ地になっていて、平面的には”凹”の形になっている。そして、2つの区画には朽ちた祠の屋根があり、それぞれに祠があったようだ。こんな村外れのさして重要とも思えない峠道に、こんなにも凝った造りの祠があったとは驚きだ。

 凹の字の右下から見る   凹の字の左下から見る
           凹の字の右下から見る                       凹の字の左下から見る(入口)

この付近で谷は4分岐している。踏み跡のありそうな左の尾根に上がったがヤブになった。その右の尾根は、左斜面が急な為に植林が出来ずに植林界になっていて歩きやすい。これを行ける所まで行くことにした。

急斜面を登りきると平たい尾根に乗り、これを西に進むと「帰路」の道標があった。間違いなく権現山の山頂丘に立っている。そして5分で山頂。

《山頂》

誰が手入れしたのか、南と北は木々が切られ展望がある。ベンチに、超立派な山名標。
めったに座ってお昼にしたことがないが、今日はベンチに座り、御殿山や高賀山群を見ながらおにぎりを食べた。と、足元を見るとヒルがいる。

やはり立って(歩きながら)食べる方がいいようだ。

 御殿山   高賀山群
              御殿山                                  高賀山群

《下山》

詳細図山頂を起点にして、位置を確認しながら下山する。
そして祠は峠道沿いにあると確信した。

それにしても、地形図はこの微小地形をよく表現できていると
感心する。 

《感想》

植林の山とは言え、見所はちゃんと用意されていた。
また「道」を探す楽しみは植生とは関係ないと思う。否、思いたい。



美濃一人山名録10権現山