日野南の陸橋から(右から西山、金華山、鷹ノ巣山、一つとんで洞山)
西山 176.1m 金華山 328.9m 洞山 205.6m 岐阜市 2012年1月9日 地形図「岐阜」
【時間】
駐車場9:00−西山9:30−金華山10:25−(引返す)−金華山11:00−鷹ノ巣山11:55
−岩戸十字路手前12:00〜12:25−岩戸十字路12:30−洞山12:55−駐車場13:30
《今回のコース》
「美濃一人」の最後は金華山にしようと、地図を見ていると尾根続きに西山があるが、これは簡単に周回でそう。
更に調べると、洞山があり。周回しようとすると洞山から北へ下るルートが良い。WEBで調べても出てこないが、里山なので道はあるだろう。そうすれば日野南が基点になる。
更に調べると、洞山の東の標高点190mは権現山となっている。しかし、この山を含めての周回は市街地歩きが長過ぎる。仕方ないので洞山・権現山間はピストンにする。
最初は時計回りにしようと思ったが洞山からの下りを考えて左回りにすることにした。
《駐車場・西山まで》
高架の下辺りから住宅地の辺りを探すが車を置く良い場所が無い。空き地があるが私有地だし、と奥の方に空き地が見え、行ってみるとヒメコウホネの保全地区の駐車場だった。
車道を東に行き、団地に入る階段を上る。フェンスの切れ目から中に入ると国有林の境界標石があり、
金華山は国有林内にあると知った。
すぐに36番鉄塔。急な斜面を登って行くと金華山に続く尾根が見えるが案外アップダウンがあり距離もありそう。あっという間に西山山頂。山頂からはこれから歩く尾根がみわたせる。
金華山から洞山の稜線
《金華山まで、とその周辺》
国有林界の尾根を行くと何時の間にか標石がなくなっている。きっと下って行ったんだろう。先日の登った百々ヶ峰が見え、舟伏山は「舟伏せ」に見えない。池田山は見えるが小島山はかすんでいる。まして、
それ以北の山は雲の中。
百々ヶ峰 舟伏山 池田山と小島山
それにしても、ここらのヒトツバはデカイような気がする。
岐阜公園からの道に出合うと、大勢の人が行き来している。岐阜城の広場は人で一杯。金華山は岐阜で一番の観光地だと知った。
さて、洞山に行く道は何処だ。分からないまま下っていくと七曲コースに入った。100m高も下ってようやく変だと気付いた。かなり手遅れだが引返さなければならない。
せっかく戻ったので三角点を探す。城門の辺りにガイドさんがみえたので三角点は何処ですかと聞くと「お城の前にあるけど」。「あれは御料林の標石で、違うんです」。近くにいた人が標石は一杯あるよと言われた。それは境界標石。他の一人が敷地の中にあるよと教えてくださった。
あった、あった、ありました。観測所の裏にちゃんと隠してあった。
宮標石 三角点
さて洞山に行く道は?らしい所を探して一回りしてもない。と、振り返ると、それらしい道標、上から下ってくると見えなかった。ハイキンゴコースを調べておくべきだったと反省。
《休憩場所まで》
このコースも多くの人が登って来る。十字路に出合うと、皆西の方から上ってくる。皆さんが登って来る上側の道に入ったが下るばかり。道さえなければ尾根に乗ったのに、引返して尾根を登る。
しばらくすると展望が開け、境界標石が上って来た。最初に目に付いたのは岩に刻まれた標示。時々は目にするが珍しい。次の標石には「南釜ヶ洞」の文字があり、さすがに御料林の標石は風情がある。
岩に刻まれた境界標 南釜ヶ洞の標石
見上げると、岩場があり、展望も良さそう。お昼も近いのであそこでお昼にしようと思った。行ってみると男の人が一人、挨拶をするが返事がない。いくら一人が好きでも返事くらいは・・・、ムードが悪いので先に進んだ。
鷹ノ巣山山頂辺りで国有林界はそのまま尾根を下って行くが、道はUターン。少し先の左に洞山、右に156号が見える岩場でお昼にした。
洞山を眺めながら、その先の権現山まで行く気が失せていった。
洞山 国道156号
《洞山まで》
如何にも交差点という感じの鞍部を横切ると、道はコブを巻くように付いてる。そして41番鉄塔を見に行こうとすると男の方が後ろにみえた。言葉を交わしながら、標高の割りに照葉樹の少ない、落ち葉の積もる感じの良い道を行く。
平坦な道をお話しをしながら歩くと、車は同じ場所に置いたとの事。少しの登りで洞山山頂。さてここから北東方向に薄い踏み跡がある。もちろん、権現山方向には道が続いている。
《駐車場まで》
薄い踏み跡も最低鞍部まで、ここで左折するが踏み跡はない。でも、疎林で歩行のじゃまになるような濃いヤブはない。ただ側道に出るにはフェンスのゲートを越えなければならなかった。
車道出合(左は宗教施設)
《駐車場にて》
お話しをして、あまり使ったことのないがサイトのURLを記した名刺をお渡しすると、「以前本を出して・・・」
今までのお話の内容からすぐに「百山百渓」が思い浮かんだ。
イヤ、どうもどうも、沢登りのバイブルの著者だったとは。驚いてしまった。
《自宅で》
「百山百渓」の著者は日比野和美さん、あれそう言えば湯の洞山にあった「山行通信」の署名は「日比野和美」、日比野さんだったんだ。
僕には足の届かない徳山の奥山から、ろ山のような全く人に見向きもされない超低山まで。ただただ感心するばかりです。