円原 871.3m 山県市(旧美山町) 2005年11月20日 地形図「谷汲」
未登でも普通は気にならないのだが、前回はあまりに情けない結果に終わったので
日を置かずに行ってみる事にした。しかし、前にも増して不甲斐無い事になってしまった。
【P−25分−三本杉峠−25分−峰山平尻−20分−造林小屋−1時間20分−円原山頂】
2006年5月3日 再度、円原・峰山を訪れた
《三本杉峠》
峠の三十三番の石仏は前回馬頭観音と書いたが、今回見てみると「観音菩薩」としてあった。
何を見間違ったのか分からないが、当然西国霊場の観音様だった。
《平山峰尻から造林小屋》
林道から谷に下りて植林道を行くと、前回は気が付かなかったが、こんなにテープが付けて
あったのかと思うくらいに黄色いテープがある。そして、鞍部からも黄色いテープがあり
等高線沿いにマヒラ道は続いていた。凹地を右に見ながら進み少し斜面を登ると谷に出合う。
谷沿いに登って行くと造林小屋があった。
《山頂へ》
黄色いテープに導かれ右折して進むと小さなドリーネが現れ、更に左山で進む。
踏み跡が分かれテープを見失った。しかたなく右手の踏み跡に入ると尾根に出合った。
左折して鞍部に出ると赤のテープが斜面を上がっているが、黄色は斜面を上がるのとトラバー
ス気味に行くのと分かれている。後者の踏み跡に入ったが下って行くので引き返した。テープ
も途切れた感じがした。分岐まで戻って斜面を登ると自然林と植林の境に出た。尾根に出ると
右折するが杉の倒木が尾根をふさいでいて植林の中を迂回して行く。うるさいくらいにある
テープもこの場合はありがたい。そして、山頂。墓石が並んでいるようで異様な感じがする。
この時、登って来たルートが何だか変だとは思ったが・・・
《下山》
何か変なので、方角と時間を記録しながら下山した。とにかく方角が合わない。大垣山岳協会
の記録と符合しない。その上、鞍部から北に尾根を行き右折するところで道を失った。現在地
は分からないしこのまま下っても何所へ行くか分からない。パニックになりかけたが、やっと
自分の目印を見つけた時はほっとした。また、先日付けたテープを外しに谷に下りたが造林小屋
よりもかなり下流だった。
《峠のわが家にて》
林道に上がり、峠のホコラにあいさつをして下って行くと、峠のわが家の前に人がいてバーベ
キューをしている。あいさつをして話しを聞くと、この小屋は長屋某氏の別荘だそうな。
この方は山県市の森林組合の幹部だそうだ。ただ、かなり飲んでおられて話があまり分からな
かったが、峰山平尻は鞍部の事ではなく凹地のことを言うらしい。点名円原は「見晴らし」と
か???、「ダケ」は通じなかった。自宅に帰って分かったが、「あんた、何時に出た」「8時
25分です」「そりゃー、山の周りを回っていただけだわ」「いいえ、三角点には行きまし
たよ」??
また、前から気になっていたこと聞いた。「円原から峰山・峰山平尻をつなぐ稜線の内側に降っ
た雨は何所へ行くのですか」「それは円原川の湧水になるんだわ、鍾乳洞もあるんだろう」
あの凹地の下には地下水路があって円原川に続いている、ロマンですね。
《自宅にて》
どうしても今日のルートが読めない。とにかく大垣山岳協会の本とは違っている。そして、
やっと気がついた。黄色いテープは円原の北側を大回りして山頂に達している。だから、
時間が掛かり、オジサン(と言っても僕と同じ歳)が山の周りを回っていただけと言ったのだ。
前回は地図ばかり見てテープを気に留めなかったが、今回はテープばかりを見ていて唯一
現在地点が分かる造林小屋で方角を確認しなかった。残念だがしかたない。
それにしても、黄色のテープの人物はどうやって、こんなに凝ったルートを探したのか。
呆れると共に感謝する。でも、どこかの山と同じでテープを付け過ぎだ。
(とは思うがそれでもルートを見失っている、残念。)