大立・小谷

大立 577.5m
小谷 699.4m 揖斐川町久瀬地区 2007年5月4日 地形図「谷汲

【所要時間】
墓地9:00−大立登山口9:15
  −24番鉄塔10:00−大立10:35〜10:55
  −鞍部11:15−小谷12:10〜12:30−墓地13:25

              前回の記録はコチラ

《周回コースについて》

2007年2月4日に小谷から大立を通り周回しようとしたが小谷と大立の間の鞍部へ下る斜面で方向が確信できなくなり引返してしまった。

今回はその宿題を完成させる為の山歩き。コースは前回の逆回りとした。

理由は大立から鞍部までははっきりした尾根があり、鞍部からはただただ登れば尾根に上がれるので道迷いの心配がないから。

《大立へ》

今回も車は東津汲林道にある墓地に置かせてもらった。林道を戻り、国道303号を横断して久瀬トンネル横の階段を上がると中電の「横山揖斐線NO.24」の標識がある。

飯盛山を後に見て、急な巡視路を登ると尾根状の所に出る。この辺りからは小津権現・花房が望まれる。

飯盛山 飯盛山南斜面の鉱山
飯盛山 飯盛山南斜面の鉱山

前回来た時の記憶はないが、そこには鉄塔を撤去した跡がある。またすぐに同じような跡があり中電のコンクリートの標識も残っている。平坦な所に出て24番鉄塔が見えると、また鉄塔跡がある。
かなり以前には久瀬トンネルの上の辺りに送電路があったのだろう。

鉄塔の基部 放置された碍子の破片
鉄塔の基部 放置された碍子の破片

24番鉄塔からは巡視路を間違え西側のヤブの中に入ってしまった。25番からは尾根上を歩くが以前あった切開きは4年でかなり伸びたようだ。
そして大立山頂丘。

《三角点の標石》

大立の三角点
 今回も三角点を探し回ったが見付けられず、仕方なく
 コンパスを使う事にした。

 一番高いと思われる地点で160度にセット、100m
 くらい歩く。無い。左折して70度で歩くと30mくらい
 先にあった。

 ただのまぐれ、その証拠に何回やってもずれてしまう。






《鞍部へ》

西は植林、東は自然林の尾根を北へ下って行くと硬質ゴムの階段があった。と思うと中電の標識があり「三岐幹線NO102:NO103」とある。また少し先の小鞍部にはNO101・102とNO103への標識があった。

と言う事は次のコブの東尾根上にあるのがNO103で大立の東が102、南にあるのが101となるのか。でも大立の山頂丘には案内板は無かったのに。
ここからはあまり手入れがされていない作業路を下ると最低鞍部に着いた。

三岐幹線NO102.103の標識 鞍部
三岐幹線NO102.103の標識 鞍部

《小谷へ》

鞍部からはやはり西側は植林だがその中に潅木が茂っていて、この状態は尾根が平坦になるまで続いている。前回は照葉樹が目に付いたが桧が混じっているのには気が付かなかった。

もしかするとやはり東により過ぎていたのかも知れない。振り返れば確かに大立の山頂丘が見えるがとてもそれを目標にして歩く自信はない。前回は引返して正解だったようだ。

大きな尾根が合わさるとそこからは今年の2月以降に間伐したようでえらく見通しがよくなっている。そして小谷山頂。

間伐作業区域の目印 塔の倉
間伐作業区域の目印 塔の倉

《小谷山頂にて》

昨日見たタンポの辺りの稜線を今日は反対側から見ている事に気が付いた。途中で木間越しに見た塔の倉は南西尾根を挟んで右は薄い緑、左は濃い緑の2トーンカラーになっていたし、近くに見える西台山の山腹もきれいに色分けされている。
ただ、この山の林床は人工林の為、変化に乏しく花などは全く目に付かない。

三角点周辺 西台山
三角点周辺 西台山

《下山》

前回と同じルートを下る。前回は雪が有ったのでヤブが押さえられてると思っていたが、ヤブは全く無かった。だだ廃道の林道終点の前後は傾斜がきついので慎重に下った。

しばらく行くと、この辺りの植林も今年の2月以降に間伐がされたようだ。樹齢は20数年、手を掛ければ良い様だが林床の貧弱さはなんともならない。
そして墓地に到着。墓地の中に引かれた水で顔を洗い、帰路についた。



美濃一人山名録07大立・小谷