柳島山

面平から望む柳島山
面平から望む柳島山

柳島山 468.8m 関市武芸川町 2009年1月20日 地形図「美濃

ルート地図
【登り】 P9:50−亀坂林道終点10:05〜(引返す)

        〜10:45−亀坂峠11:20−柳島山12:00

【下り】 柳島山12:20−林道出合12:55−P13:40


《今回の課題》

前回の1月4日は亀坂峠(後記)から峠道を下ったが、
途中で峠道を外してしまい谷を下った。
今回はその峠道を探して、亀坂峠に立ちたい。
そして、旧武芸川町と旧洞戸村の境界尾根を歩いて汾陽寺山から柳島山までをつなぎたい。

《亀坂峠へ》

また、何時ものように林道分岐の手前に車を置いた。小三洞林道を行くとすぐに亀坂林道の分岐になり、林道終点まで行く。前回、林道に出合った位置は分るが、峠道の入口は皆目見当が付かない。

とりえず林道終点から歩道の橋を渡り、地形図の破線路に入ってみた。間伐された木が折り重なり、足元が危ない。谷の分岐になりまっすぐに進むと、右岸の踏み跡は消え、左岸にもそれらものはなく、今来た踏み跡が峠道だったとはとても思えない。

 亀坂林道終点   倒木を迂回
            亀坂林道終点                                倒木を迂回

仕方なく橋まで引き返そうと戻りかけると、左岸に谷があり見落としていたようだ。地図上ではこの谷を登っているつもりだった。現在位置に自信が持てなくなったが、林道終点の位置はまず間違っていない事を前提にして、最初の尾根の先端から登り始めると植林の中に杣道が続いていた。

尾根の上を進むと鞍部、否、切り通しという感じの個所があり、道に見える。少し行くと、見覚えのある倒木があり、すぐに亀坂峠に着いた。

 尾根道   尾根を横切る峠道<BR>
               尾根道                                尾根を横切る峠道

《亀坂峠及び峠道について》
亀坂峠詳細地図
前回は峠の位置が分らずA点を峠とした(よって前回
地図は間違っている)。

今回歩いてみて分ったが、峠道は尾根を越えて坂ヶ洞に
向かっていた。とすれば、峠道の入口は坂ヶ洞側になけ
ればならないが谷は倒木で埋まっており、確認できるか
どうか。

でも峠付近ではあれほど明確に残っているのならば痕跡
くらいは有りそうだ。




《旧境界尾根で柳島山》

亀坂峠からは迷い込みそうな支尾根はない。武芸川側は手入れが悪くコミコミの状態だが、洞戸側は除伐されていて見通しが良い。時折、板取川の流れが見え、緩い斜面を登ると、えらく広い山頂に着いた。

 除伐された洞戸側   山頂
           除伐された洞戸側                                山頂

《下山》

北東の尾根上と旧境界尾根には「牧太郎」さん?の持山の標示があり、どちらに下るか迷ったが車道歩きが短い旧境界尾根に入った。すると、すぐにNHKの共聴アンテナがあった。また、ビニール紐が延々と続いていて、持山の境界を主張している。

 ??   本日唯一の展望 面平山と矢坪ヶ岳
               ??                           本日唯一の展望 面平山と矢坪ヶ岳

「牧太郎」さんの目印と分かれて、道を下ると林道に出合った。親指ナビ(親指の指先で地図を押え現在地を確認する)で林道を下ると、地図の通りに神社があり、集落に下りるとまた神社の入口になった。

上の神社は天神神社で、下の神社は寺尾神社となっていた。寺尾神社の拝殿には御真影が掲げられていて、「ナゼ」と思ってしまう不敬な自分がいた。 番犬に吠えられながら、集落内を歩いて行った。

 天神神社   寺尾神社
              天神神社                                  寺尾神社

《雑談》

墓地の先の橋の所でご婦人が二人おられた。早速、亀坂林道の奥の峠は亀坂峠と確認する。 お一人は一番奥の工場の奥さんだった。

「あそこの車は貴方の、最近よく置いてあるから・・・。冬だし、山仕事ではないと思っていたけど・・・。山を歩くの。何か有るの・・・」 
僕 「なぁ〜にも無いです ただ歩くだけ」と返事をしたがご理解は頂けないようだ。

また、面白い話を聞かせてもらった。
以前、山歩きの夫婦がタクシーを呼んでくれと入って来たそうだ。その人達は汾陽寺山から下りてきたと
言う。タクシーなんかは無いからご主人が汾陽寺まで送って行ったそうだ。

世の中にはすご〜い方向音痴がいるものだと感心した。
 
《後記》

1月26日になる前に、気になるコースを続けて歩いた。七宗の山を含めた美濃の里山も当分歩けないかもしれない。いや逆に、毎日山歩きができる日々になるかもしれない。

いずれにしても気持ち良くヤブに入れる日を待とう。



美濃一人山名録09柳島山