高土幾山から望む南木曽岳(060205)
南木曽岳 木曽郡南木曽町 1676.9m 2009年8月15日 地形図「妻籠」 但し美濃国外
【時間】
太多線小泉駅発6:44−中央線南木曽駅着7:57
地域バス南木曽駅発8:15−尾越バス停着8:32
登り : バス停8:35−登山口9:30−山頂11:35
−見晴台11:40
下山 : 見晴台12:20−登山道曲がり角13:25
−点名白島13:45−登山道曲がり角14:00
−上の原登山口15:10−南木曽駅15:50
中央線南木曽駅発16:28−太多線小泉駅着17:52
《南木曽岳周回ルート》
「御岳が見える里山」さんが提唱される車利用の自粛、公共交通機関の利用を年1回だけ実践する為の計画。
最初は太多線小泉駅から中央線で南木曽駅まで行き、上の原コースで登り、蘭(あららぎ)コースで下って、蘭の温泉で汗を流し、地域バスに乗って南木曽駅に戻り、電車に乗ろうと思っていた。が、もしかするとバスに間に合わないかもしれない。
ならば多治見駅まで車で行き中央線の始発に乗ることも考えた。これだと時間的には余裕がありそうだが、ここで気が付いた。蘭コースで下山すると、どうしてもあの展望のない下山路を下らなければならない。(ローカルルールを無視することは出来ないので)
ならば、太多線小泉駅から中央線で南木曽駅。地域バスに乗って尾越、展望のある蘭登山コースで山頂へ。上の原コースで下山して、人気のない(?)駅舎でシャツのみ着替えて、小泉駅に帰着する。
これ以外に思いつかなかったが、未知の上の原コースで下山するのに若干の不安がある。
《南木曽岳について》
記録では過去3回(870830・900909・950531)蘭から登っているようだが2回しか記憶にない。初回はローカル局のJE2□□□を誘い、50Mのトランシーバを持って登った記憶があるがログ(交信記録)に記載がないので交信はしなかったようだ。(ちなみに当局はJA2■■■、当時のQTHは春日井市、現在QRT中)
その回以降、誰かと行動を共にして山を歩いたことがない。果たして自慢できる事なのかは疑問がある。
《蘭・尾越バス停へ》
太多線の始発に乗り、多治見駅から中央線に乗り換えると大きな自転車を持ち込んでいる人が近くに2人もいた。電車→自転車→電車で遊ぶのも人気があるようだ。
中津川で乗り換え、南木曽駅に着いた。意外と立派な駅舎で、駅前には土産物屋(?)が2軒並んでいる。地域バスの待ち時間に腹ごしらえをした。
乗客はカップルが一組とおじいちゃんと若い方(この方は明らかに登山)と僕。カップルは南木曽市街で降りられた。おじいちゃんは妻籠で下車されたので馬籠までのハイキングか。若い方と僕は尾越で一緒に降りたが少し距離をとって僕は後方にまわった。
南木曽駅 保神行き地域バス 尾越のバス停
《登り》
田んぼの中をキャンプ場への小さい看板に導かれ登って行くと、額付川沿いの本道に出た。南木曽岳の山頂は厚い雲に隠れているが、南沢山・男だる山は見えている。
案内板 南木曽岳方向 南沢山
蘭キャンプ場のオートキャンプ場は大型テントが軒を連ねている。山の静寂を求める人たちが町の喧騒をそのまま連れて来たようだ。
林道ゲートのある所が登山口、その手前の駐車場には赤い4駆が1台のみ。登山道はいたる所に桟道やはしごが設置されている。この山を整備されている方のご努力に感謝しながらも、「こんな場所にまで必要だろうか」などと考えていると見事にすべった。
圧倒的な存在感のコウヤマキの森を抜けると岩場になる。岩場のクサリ場は通行禁止のテープがしてあり、桟道を通過した。そこからもはしご・桟道が続き歩きづらい。以前にはこれ程には無かったと思う。親子連れを抜き、山頂に着くと1人の男性が休んでみえた。
コウヤマキ 男だる山と蘭の村、恵那山は雲の中
《山頂付近にて》
記憶があやふやで山頂から展望があったように思っていたが、伊勢山が見える大岩は少し先だった。
そしてそこは見晴台と言われているようだ。
残念ながら伊勢山は雲に隠れている。仕方ないのでここで昼食にし、展望が開けるのを待つことにした。そこに先ほど山頂にみえた方が来られたが赤い車の方で、なんと御近所さんだった。
更にバスの方も来られたが、こちらは遠路岡崎から電車を乗り継いでこられた猛者だった。
こちら側のガスはとれたが、雲が伊勢山を隠している。多少山容が見えるようにはなったが、あきらめて下山する事にした。
山頂 伊勢山 展望台
上の原分岐の案内には登山口まで3時間10分とあり、WEBでは2時間の人もいる。よく分からないが、展望台はパスすることにした。まぁ、あまり縁のない南アルプスを見ても仕方ないという思いもある。
《下山1》
分岐から上の原に下って行くが、笹は水滴を載せている上に、道はすべりやすい。小さなアップダウンを繰り返すが、心配した道は笹が刈られ明確に続いている。時々伊勢山が見えるがぱぁーとしない。
ここら辺りが巨大樹の森だろうかと思い、下っていくと90度左に曲がる場所に着いた。しかし何処にも
「巨大樹の森」なる看板はない。観光案内にでも載っているのだろうか。
《点名白島》
この曲がり角を直進すると点名白島がある。多治見の先輩に言わせると「三角点乞食」と言うそうだが、
ここまで来て挨拶もせずに通過するのは失礼にあたる。三角点は「ご近所にお越しの折はお寄り下さい」と言っている。
ならばとコンパスをセットしてヤブに入った。とは言っても3・40cmくらいで大した事はない。ただ最初の急斜面はしんどかった。ここかと思う所にはなく、前進。だんだん踏み跡が出てきて、国有林の境界標が続いている。
しかし、平坦地が終り、行き過ぎだと悟った。もう一度ここぞと思う平たいコブにもどり、辺りを探すとササに埋もれた標石を発見。国地院の例の白いクイは無く、保護石も無い、裸の標石が一つだけ。
周りのササを引き抜き記念撮影。
ここを直進 点名白島
《下山2》
急斜面を登り、曲がり角にもどった。どう考えても電車の待ち時間がかなりあるので、ここからはペースを落とし時間調整をすることにした。
手入れの行き届いた桧の植林の中の柔らかな日陰を、谷から吹き上げる気持ちのいい風に吹かれて歩いて行く。こんな感じのいい植林ならば何処まで続いても文句は言わない。
そして送電線の下辺りからは伊勢山の稜線が見渡せるようになったが、果たしてどれが山頂か全く分からない。そして、上の原登山口に下り立った。
《集落内にて》
散歩をしてみえたおじいさんと、お孫さんを抱いた娘さんが来られたので伊勢山の「山頂はどれですか」と聞くと「ここからは見えないけど、桃介橋からは正面に見える」と娘さんが教えて下さった。
すると、おじいさんが伊勢神宮の御用材を切り出したので伊勢山となったと言われた。なぁ〜るほど、それで。最近は王滝の材木が使われているそうだ。
桃介橋 伊勢山(一番奥の峰)
《電車》
人気の無い駅舎でシャツだけを着替えるつもりにしていたが、待合室は人だらけ。仕方なく駐車場の隅で着替えをした。
長い待ち時間が終り列車が来たが、かなりの数の乗客。
「まあイイヤ、乗り換えの中津川からは始発の電車なので座れるわ」
ところが、中津川のホームは入って来た電車には乗客が乗っている。後ろの方から「この列車は何処から来たんだ」の声。
そんな訳で立ちづめで多治見駅に着いた。
《その他》
疲れた。筋肉痛は歩いた為ではなく、電車で立っていたせいか。
伊勢山は数年来の懸案になっているが、なかなか機会がない。今年の秋こそぜひ・・・