誕生山

この1ヶ月で日本が何と変わってしまった事か。
被災された方・被災地に一日も早く日常が戻ることを祈るのみです。

そんな中、自衛隊の存在を否定するような幼稚な民主党政権下でも尽力する隊員には敬意を表します。
これ程に訓練され統制された自衛隊には名誉ある地位を与えなければならないと思います。


誕生山 501.7m 美濃市 2011年4月3日 地形図「美濃

        ルート地図

【登り】

グランド駐車場9:00−177番鉄塔9:50〜10:00−標高点448m10:15−誕生山10:50

【下り】

誕生山11:20−標高点459m12:00−169番鉄塔12:10−林道出合12:35−P12:45

 (注:南北に走る電源開発の鉄塔番号には疑問がある。鉄塔本体にある番号は69・70であるのに
    標示板には169・170となっている。このページでは標示板の番号を使うことにする。)


《天王山・誕生山の神洞からの周回》

前回は時間の関係で断念した周回を完結するために再度行くことにした。
本当は残雪の山を見に行きたいが、山歩きに時間を掛けられないので仕方ない。


《177番鉄塔までの巡視路》

前回と1mと違わぬ場所に車を止めた。176番の標示板に導かれ谷沿いの巡視路に入る。鉄製の橋で本谷を渡るとすぐに176番と177番との分岐があるが当然177番を目指す。右岸を行くがいつの間にか送電線の下を通過していた。

左岸に渡ると狭い谷の斜面にゴム製の階段があり、谷を離れると鞍部に出た。割と平坦な植林地を行くと尾根に乗った。左山になり再度尾根に乗ると、178番への巡視路が分岐した。

178番鉄塔への分岐は標高点448mの手前を予想していたのでちょっと残念な気分になったが、そんな思いは177番に着いて吹き飛んでしまった。

谷の階段 鞍部手前の階段 鉄塔手前の常緑樹のトンネル
        谷の階段                  鞍部手前の階段           鉄塔手前の常緑樹のトンネル

《177番鉄塔にて》

173番鉄塔から天王山に続く尾根が見通せるのは当たり前だが、特記に値するのは母野洞から湯の洞山・ろ山に続く湾曲した尾根が俯瞰できるではないか。

朝方、美濃市曽代の国道156号線から見ると、この辺りはクレータに見えるので非常に印象が深い。
ナゼだろう、光の加減か、僕だけなのか???

                左:母野洞 右:湯の洞山
                        左:母野洞 右:湯の洞山

《山頂まで》

177番鉄塔からは未整備とは言え踏み跡は続いている。ただ、標高点448mの前後は少しヤブっぽかった。

その先で、地形図を見てもちょっと難しそうな所に差し掛かった。幸いにも
トラバース気味の道が残っていて支尾根に立てた。そこから見上げる尾根はヤブになっている。と、足元を見ると左手に下っている道があった。

所々抜けているが枝をかわして進むと尾根に出た。村人たちは絶妙な
ルートを選んで道をつけているようだ。
(右の地図はイメージ図で、距離・標高は推測)

山頂直下の植林は適当に登り、反射板の裏に出た。そこにはたくさんの
瓦が放置されていて、山頂にあったお社は立派なものだったのだろう。



《下山 169番鉄塔まで》

さて何処から下るか・・・
標高点459mへ向かう「神洞へ」の道標から下山することにした。最初は良かったが次第に潅木のヤブが出てきた。
ピークからの下りは濃いヤブになったが鉄塔を目がけて下り、ポッンと広い巡視路に降り立った。こんなことなら170番鉄塔から下山すればよかった。

この道標のルートは169番鉄塔に下ると思い込んでいたので標高点459mで踏み跡を探さなかったが、もしかすると北に向かって踏み跡があったのかも知れない。
しかし、あったとしてもかなり深い潅木のヤブ道になっているだろう。


《169番鉄塔からの巡視路》

巡視路には中電の物とは違ったトラロープの手すりが設置されている。次の鉄塔は対岸にあるので、巡視路は2次林の中を電光形に谷へ下って行く。

谷に下りると誕生山・天王山への道標があり、少し先に林道の終点があった。そして10分後出発地点に戻った。

 タムシバの咲く尾根   道標
           タムシバの咲く尾根                                道標

《感想》

下りでP450m付近の巻き道を探すのは難しく、もし前回このルートで下っていたら迷ったかもしれない。でも、多少のヤブを我慢すれば夏でも神洞からの大回りの周回はできそうだ。

ただ、夏には旧峠道は入らない方が良いだろう。草むらになりかなり気持ち悪そうだ。



美濃一人山名録11誕生山