白酉

遠ヶ根峠から望む奥新田の山
遠ヶ根峠から望む奥新田の山

白酉山 1087.8m 白川町 2006年7月22日 地形図「付知

未登【登り:林道入口−17分−終点−35分−伐採された尾根−20分−Uターン地点】
                             2回目 登頂の記録はコチラ

《東座》

中村勘三郎襲名披露のノボリ

国道41号白川口から黒川沿いの道に入ると中村勘三郎襲名披露のノボリが立

ち並んでいる。よく見てみると「東座7/22」となっている。白川町に芝居

小屋が2つのあるはずが無いから東座とは奥新田の小屋のことだろう。鱒淵川

沿いに走って行くと東座の駐車場には警察車両・消防団の車、まだ8時を少し

過ぎた頃なのに人人人。白川町でこんなに大勢の人を見た事がない。とても部

外者が車を置く場所が無い。しかたなく集落に入ってみるが駐車スペースは見

つからない。

予定では東座の付近に駐車して集落の中から登るつもりでいたのに・・・・

東座の駐車場    ルート地図

《切越峠手前の林道入口へ》

林道入口

しかたないので切越峠西側の林道から入山するこ

とにする。この林道はダイトリの山頂をかすめて

尾根上を通っている。ところが本日持参した平成

2年修正の五万分の一地形図「付知」には林道の

記載は無い、また印刷した地図は奥新田から白酉

山・ダイトリ周辺までしか入っていないので、林

道の入口は載っていない。とにかく切越峠まで行

き、一番最初に北に入る林道を探すことにした。

そして、かなり下った所に林道があり、ここを登山口とした。

              (これが思い込みと言う落とし穴に落ちた瞬間だった)

《林道を行く》

全く高低差の無い道を15分行くとカーブの所に重機とトラックが停めてあり、男が一人石を

積んでいる。そこからすぐに終点になった。そんなバカな。この林道は尾根を越えて続いてい

るはずなのに・・・

《???》

とりあえず前方の踏み跡に入ったが登る事なく消えてしまった。少し戻ると斜面を登る踏み跡

があり、これを行くがひどいヤブ、雨あがりの上に汚い。あっと言う間にベタベタドロドロ。

しばらく行くと尾根に出合った。これが主尾根なら左折。ところが向きは南で下って行く。元に

戻り、北へ。所々に山仕事用のピンクのテープが短い枝をクイにしてその先につけてある。

石の目印

 また石が積んであり境界の目印か。それらに導かれてかなり明瞭な尾根

 に出た。二ツ森が見える。これこそが切越峠から上がっている尾根に違

 いない。(ここでも間違い)

 歩き始めてからあまり登った感じがしないから、ここはキュウゾウと峠

の間だと解釈した。岐阜県の黄色いクイがあり、多少の切開きも有る。急な斜面を登る。次第に

切開きも無くなり、そして大きな岩が・・・前に来た時にあったかなー・・・さらに進むとまた

大岩が・・・絶対に無かった。尾根の出合まで戻った。

《位置確認》

キュウゾウ

もう諦めて、ここでお昼にした。おにぎりを食べ

ながら辺りを見回すと、見たことの有る形の山が

見える。アレはキュウゾウだ。と言うことはここ

は何所。

キュウゾウは74度・二ツ森は140度、何とこ

こはダイトリの南南東500m位の位置になる。

さっきもう少しがんばれば林道に出合えたかもし

れない。残念だ。                           キュウゾウ

《下山》

植林の伐採箇所

 下りかけると植林が直線上に伐採された箇所の最上部に出た。ヤブの中

 を戻りたくないのでこれを下ると重機が置かれたカーブの所に出た。

 35分掛かって登った分を数分で下ってしまい、この服の汚れは何だっ

 たのか。







《正規の林道》

もう一度、切越峠に戻り林道の入口を探すと200mの所に斜めに入る林道がある。草が茂り

鋭角だったので、見落としてしまったのだ。

時間は12時、とてももう一度と言う気にはならなかった。

《検証》ルート拡大図

奥新田の一番奥の資材置き場から撮った写真に写った伐採の方角から考

えると、山中で推測した位置とずれが生じてしまうが・・・まいっか。

検証の為に再度と言う気には全くならない。


美濃一人山名録06白酉山