桧尾 826.8m 揖斐川町坂内地区 2008年7月30日 地形図「横山」
【時間】P12:35−桧尾13:10〜13:25−寒谷峠13:40
〜(古道を探して)〜14:00−P14:45
《桧尾について》
「美濃の山 第1巻」に記載がある。
寒谷峠(さぶたにとうげ)から標高点815mを通り、鉄嶺峠南の
反射板までをつなごうと思っていた。
当然適期は冬、真夏だげど土蔵岳で弾かれたのでしかたない。
《西横山〜山の谷林道》
持参した地形図「横山」は昭和60年修正でこの林道は載っていない。でも何となく国道で横山へ行くよりは坂本から白川沿いに入りこの林道を行く方が良いように思った。
諸家の手前に分岐があるのだと思っていたが、諸家まで行っても分岐は無く、更に進むとようやく林道の入口を見付けた。
《登り口は?》
悪い事に印刷した地図の範囲は寒谷峠から東側なので、峠の西側では現在位置が全く分からない。行きつ戻りつしてとうとう夕日谷キャンプ場まで下ってしまった。
ここでお昼にし、古い地形図を眺めていると寒谷峠の南側の谷は瀬戸谷とあり、そう言えば途中のあった林道の分岐には瀬戸谷林道の名前が書いてあったのを思い出した。
西横山〜山ノ谷林道(諸家側入口) 林道瀬戸谷線終点の看板
もう一度林道を登り、特徴のあるヘアピンカーブを探した。(このヘアピンカーブと同じような箇所が諸家側にもあるが谷の向きが違う。最初はだまされてしまった。)
これを確認、少し先に林道分岐。峠道の破線がある付近を捜すが痕跡は全く無い。あきらめて桧尾へのルートの尾根の取付きを探すがなかなか良い場所が無い、と言うか今日はすでに戦意喪失。
所が道路脇のヤブの中を覗いて見ると中はきれいな杉の植林があった。これならばと戦意が回復した。
《桧尾・寒谷峠》
沢山持ってきた水をザックから出して、身軽で歩き始めた。尾根上は歩きやすく日陰でそこそこ気分がいい。所が植林はすぐに終わり、雑木が茂る林になり、その内に潅木のヤブになった。ナタは車に置いてきたので小枝を折って進むと境界尾根に上がった。
この尾根には薄い踏み跡があり、次の支尾根の合流点から左側は植林になった。この境界に沿って行くと点名桧尾の三角点、周りは植林と雑木で展望はなく、少し休んで旧坂内村と旧久瀬村の境界尾根を行くと寒谷峠に出た。ここには林道が延びていて、地形図に名前がある峠とは思えないほど峠の風情はない。
点名桧尾 寒谷峠から桧尾(山に見えない)
《峠道》
谷に下り峠道を探したが両側ともに痕跡はなく、遠い昔に失われたようだ。仕方なく林道を行こうとも思ったが何所に行くか自信が持てず、往路をもどることにした。
境界尾根から支尾根に下るとすぐに尾根が分からなくなってしまったが、それでもどうにか折った小枝の目印を見つけ車にもどった。
《自宅にて》
寒谷峠の林道の位置を推測すると旧坂内村と旧久瀬村の境界に沿って南下し、「西横山〜山の谷林道」に出合っているようだ。
また、この西横山〜山の谷林道は小津権現山の展望台としては最高だ。
ちなみにこの日の岐阜市に最高気温は33.8度だった。
小津権現山 道の駅ふじはしと崩落現場 道の駅から見る815m峰(2008/03/16)