土蔵岳 1008m 揖斐川町坂内地区 2008年7月30日 地形図「横山」
登頂の記録へ
《目的》
土蔵岳は無積雪期の記録(「美濃の山」は5月5日・「奥美濃とその周辺の山130山」は11月14日)があり、初めての訪問はやはり
ヤブを漕いで登りたい。
そして土蔵岳が通過点になってしまうが猫ヶ洞の三角点を踏みたい。
そんな事を思っている時に恩田大川入山でお会いした親子連れの方が9月の中旬に砥谷から猫ヶ洞まで行ったと言われ、ならば僕は盛夏のヤブを見に行こう。
《国道303号旧道》
国道303号の八草トンネル手前から八草峠向かう旧道は揖斐川町の管轄にはなっているが管理対照からはずされている為か通行止めになっている。
通行できるか心配していたが「鈴鹿・美濃の山歩き」さんの八草川のページにあまり荒れていなかったとの記載があり、通行できる事を知った。
しかし、通行はあくまでも自己責任という事になる。
《砥谷左岸林道》
林道入口の付近の広場に車を置き、林道に入ると、すぐに斜面が崩れていて軽トラならばどうにか通れるかもしれない。最初の内はワダチが明確にあって草むらもあまり気にならなかったが、えん堤から先はかなりの密度になって来た。
そして林道の終点はマダ先のはずなのに突然行止まりになってしまった。見ると沢の所で路面が流されている。ヤブをくぐり向こう岸に渡ったが何の冗談か全く踏み跡がない。イノシシもカモシカもまして釣り人もハイカーも歩いた形跡がない。
2〜30m草むらを分けて行ったが、ササヤブと違って虫が多く、虫嫌いの僕には無理。とてもかなわないと撤退を決めた。(ここまで40分)
崩落箇所(奥から見る) 路面流出箇所手前
《砥谷の感想》
帰宅後地図で確認すると、あと150〜200m進めば谷芯に近くなり、状況が変わったかもしれない。
三角点の標石を踏もうとすれば秋から雪が降る前、春の芽吹きの頃が良さそうだ。何れにしても夏はお断り。
次は上原谷へ
《上原谷右岸林道》
林道の入口の田んぼで農作業をしてるおじさんに林道の様子を聞くと「とても無理」との御宣下。ならば堰堤までと言って出かけたが、内心では「あわよくば、その先まで」と思っていた。
砥谷と違いこちらは日当たりが良く完全に乾いているが、おじさんが言っていたようにクズが多く時々足に絡んで来る。そして終点。えん堤はその先100mくらいにあるが踏み跡らしい物は無い。対岸を見るとクズ葉が茂っていたとても歩けそうにない。と、言う訳でこちらも撤退。(ここまで20分)
上原谷入口 林道終点
《次は》
片道100Kmの走行をムダにする訳にも行かず、予備にとっておいた桧尾に向かった。
砥谷102K-2.3K