島小屋(左)からベニズラの稜線(08/06/15高屋西尾根から)
島小屋(仮称) 550m ベニヅラ 638m 七宗町 2009年7月5日 地形図「金山」
予定したコースの地図はコチラ
【登り】 P8:00−岩井谷林道終点9:00−(引返して)国有林ゲート9:10
−ベニズラ10:00−島小屋10:45
【下り】 島小屋11:05−ガケで引返す11:55−島小屋12:20
−岩井谷林道出合12:50−P13:15
《本日の予定》
カシバードで、納古山から撮影範囲10Kmで北東方向を見てみると面白い物が見えた。牧ヶ洞峠を挟んで北の標高点688mと南の680m峰が結構高く見える。七宗国有林オタクとしては見てみたい。
予定したコースは本谷沿いの室兼林道から岩井谷林道に入り、菅田大柿林道に出合い、牧ヶ洞峠を見て北上し、標高点688mに登り、適当に南下して680m峰から菅田大柿林道を横切り、権現林道に入る。終点から歩道を探して、ヒゲスリ谷林道を下り、室兼林道に出合い、車まで戻る。
ちょっと、湿っぽそうなのが気になるが、大したことはないだろうと出かけた。
所が・所が、どえらゃ〜勘違い。その上地形図を見ていて、何を見ていたのか。散々な一日になった。
《島小屋について》
森林管理局の地図には550mの峰に島小屋と書かれている。絵図には谷名として(?)シマコヤがある。
下山後に車の所でお会いした地下足袋をはき、ナタ・ノコギリを腰に下げた方は、造林作業小屋のある場所が島小屋だと言われた。
ちなみに、絵図でベニズラは森林管理局の地図ではヒゲスリとなっている。またヒゲスリ谷は絵図ではホソヲ谷となっているが、それ以外の大きい谷の名前は現在まで継承されているようだ。
《岩井谷林道》
前回と同じ室兼林道の舗装が切れる手前に車を置いた。そして、この時点では島小屋へ行く予定はなかったが、右手の踏み跡を探していると、切り通しになった個所のすぐ先にそれらしい踏み跡があった。
8号橋付近は広場になっていたので小休止、歩き出すとすぐに終点になってしまった。あれ菅田大柿林道には確かに岩井谷林道の合流点があったのに・・・・・。未開通部分があったのだ!!
菅田大柿林道との分岐点(08/03/09) 岩井谷林道終点
谷沿いや向こう岸を探してみるが踏み跡は全く無い。これにて本日の予定は終了した。
しかし、アホらしい。さっきの切り通しの所から島小屋へ行こうと思った。
3・4分戻って、国有林のゲートで考えた。境界を東に登れば島小屋に続く尾根に上がれる。では、ここから境界を登ろう。
《島小屋へ》
例によって、直線状で急な国有林の境界を登る。植林の間からは35番鉄塔とその横に牧ヶ洞峠が望まれるが、えらく近い。
水晶山 35番鉄塔と688m峰
そして638m峰に着いた。「あれ、ここ来たような気がする」、デジャブか「アポロ アポロ フー」。
(この夜、地形図を見るまで、ここがベニズラだと分からなかった。本日の行動範囲の地図は2分割で印刷した為、1枚目はベニズラの東で切れて、建長寺林道が入っていなかったので気付かなかったようだ。)
ここからは、稜線を歩き島小屋山頂についた。何時ものように、何も無い山頂。
でも、木の間越しに望まれるベニヅラはことのほか山に見える。
べニズラ山頂 島小屋山頂
《本谷へ下る》
休憩の後、本谷側の境界を下ることにしたが、やはり気がかりは途中で歩行不可能になることだ。
険しいガケを下る。対岸はすぐ近くに見えるのに谷はまだまだ深い。そして案の定、ガケで行き止まり。対岸には赤い境界標石が見える。
気弱になり、大急ぎで原位置復帰を図る。この場合は山頂に戻る事。地形を確認しながらとは言え、50分かかって下ったコースを、なんと25分で登り返した。
(この夜、地形図を見ていると370mH付近の東に下れそうな小尾根があるのに気が付いた。残念なことをした。それにしても320mHまで下ったのだから大したものだ。)
《岩井谷へ下る》
山頂からは、七宗町の黄色いクイのある西尾根を下ることにした。もし、これも行き止まりなら、また登り返さなければならないが・・・、そんな気力はもう無い。
一部不明瞭になるが、傾斜の緩い道が続いていた。そして、予想した切り通しの横の道ではなく、2号橋と切り通しの中間地点に下り立った。
岩井谷林道から室兼林道に入り「ソラフサガリ」を見に行こうとも思ったが、やはりそれだけの為に室兼林道を歩くことはやめにした。室兼林道には「ソラフサガリ」「イケノ平」「三釜タル」と見所があるので、次回の山歩きの時に探してみよう。
そして車に戻り、前出の方と出会った。
《雑記》
今日は本当に変な日だった。カメラのバッテリーの交換を忘れた事、岩井谷林道の件、ベニヅラを見落とした事。
最近は森林管理局の地図をあまり見ていなかったので、歩道の存在を忘れていたが、次回は8号橋付近から歩道を歩こう。
注:絵図とは七宗御留山境界絵図を言う 七宗高山詳細地図はコチラ