前山
小秀山登山道第一高原から望む前山
小秀山登山道第一高原から望む前山

前山 1814.5m 小秀山 1981.7m 中津川市加子母地区 2009年6月20日 地形図「加子母

ルート地図
【登り】 二の谷登山口07:35−三の谷分岐10:05

      −かぶと岩10:30−前山方面分岐10:45

                           −前山11:15

【下り】 前山11:30−前山方面分岐12:00

      −小秀山12:45〜13:05−三の谷登山口15:35

                        −二の谷登山口16:10



《小秀山の前山》

可児からの山歩き」さんのページで小秀山(890504901020)の
前山に踏み跡があることを知った。これは行かねばなるまい。

入山は二の谷からとしよう。しかし、小秀山とセットにすると小秀の前山になり寂しい。仕方ないので唐塩山(031024)とセットにし、尾根をつなげようと思ったが、二の谷からだとかなり遠い。どうしよう・・・・・
結局、小秀山に行った。



《再度、前山》

恵那山の前山・能郷白山の前山(地形図に山名はない)は、人里から見ると本峰の前に位置しているのに、小秀山の前山は人里から見えない。なのに、なぜ「前山」なのか。
何はともあれ、点名前山で「前山」には間違いない。

《乙女渓谷キャンプ場へ》

加子母方面に行くのに、以前は中津川から回っていたが、最近は白川街道が整備されて白川町から行く方が速いようだ。R257との合流点、万賀で左折して加子母川沿いにキャンプ場に着いた。先客は5台、準備をしている間に更に2台が増えた。

《前山方面分岐まで》

乙女渓谷でマイナスイオンを一杯に吸い込んで歩く。この6週間何やかやで山歩きが出来なかったので、心のゆとりを保つ為にも最高の環境だ。

そして今日は何処を回るにしても長丁場になるので、不必要な足の動きを無くす歩き方に徹した。ヤブと違い、整備された道は地面が見えて足を置く場所の選定も簡単に出来る。とにかく一歩もムダのないように慎重に歩く。

男滝の辺りで前の車の女性3人を抜いた。そして三の谷分岐で三の谷から登ってきた男性一人と出合い、そしてすぐに、後から来た車の男性に抜かれた。

3時間を掛けてようやくかぶと岩に到着。拝殿山は小さな小さなコブ、三国山はと見ると、更に小さなコブ。鞍掛峠を探すが、それらしい所が見当たらない。??? ようやく気が付いた。ここは加子母川の山、鞍掛峠は一つ向こうの竹原川の突き当りでここからは見えない。

 第一展望台から拝殿山   かぶと岩から三国山(手前)
         第一展望台から拝殿山                         かぶと岩から三国山(手前)

かぶと岩から15分で前山・唐塩山方面への分岐に着いた。

《前山へ》

三の谷出合の手前から国有林の境界が登って来ていて、この分岐からは尾根上が境界になっている。
切開きはこの境界を利用しているようで、かなり古い感じがする。

150mを下り、50mの登りの先が前山になるが、WEBで見た山名標が何処にもない。見ると一枚が地面の落ちていたので木の又に差し込んだ。

 鞍部から前山を望む   山頂風景
            鞍部から前山を望む                             山頂風景

(帰宅後に確認すると山名標はステンレスの釘で打ちつけてあるように見える。そう言えば、鉄板の両端が切り欠けていて、無理に剥がしたようにも見えた。なぜだろう。)

そこから30mほどササヤブを漕ぐと点名前山の三角点がわずかな切開きの中にひっそりと隠れていた。周りにはヤグラの残骸があり、余程の物好きしか来ないようだ。

そして境界尾根に戻り、かぶと岩と1910m峰の第1高原を見ながらお昼にした。時間がないので、本当は歩きながら食事をしたい気分なのだが・・・・・。

 点名前山   かぶと岩と第一高原
              点名前山                             かぶと岩と第一高原

《小秀山登山道から山頂》

登り返しの150mは非常に辛かった。枯れたササの粉がのどに引っ掛かっているようで空咳が止まらない。少し先の登山道で花の写真を撮っている男性二人とすれ違った(これで4台目)。

完全にオバーユースの登山道はササの根っこまでもが擦り切れている。山頂では新たな男性が一人。そこに夫婦の方がみえたが、この方達は僕が見た最後の車の方(これで6台目)。

山頂からは高時山の右に木曽越峠が見えるがなんと遠いことか。WEBで調べると木曽越峠から小秀山までを1日でピストンしている人がいるが、そんなまねはできない。
また、御嶽山はデッカイ。

 小秀山山頂   高時山と木曽越峠
              小秀山山頂                              高時山と木曽越峠

《小秀山から下山》

山頂のすぐ下で朝抜いた3人の女性の方達が登ってみえた。思わず「おっそ〜」と思ってしまった。(失礼)
次にトレラン(トレイルランニング)の若い方とすれ違ったがその速いこと速いこと。

そして、三の谷名物の例の1500mHくらいから続く植林の中の電光形の道。行けども行けども高度計の数字は小さくならない。その上、拝殿山の稜線は雲で隠れ、薄暗い植林の中は更に暗く、ますます早足になる。

そうして、ようやく林道に降り立ったが、ここからがまた遠いことを忘れていた。

キャンプ場の駐車場にはまだ4台の車が残っている。そうすると1台分の登山者には何処でも会わなかった事になる。本日の入山者は男8人・女性4人、それと1台分。梅雨の時期でもメジャーな山は人が多いようだ。

《感想》

とにかく足の運びに気を付けたお陰で膝の痛みも筋肉痛も全く感じない。ヤブ山はヤブを越える為、足を持ち上げる頻度が高く、ダメージが大きいのを実感した。

《その他》

木曽越峠の北側は高時山(960526)の折に、渡合温泉から谷沿いの破線路(旧峠道)を歩き、南側は昨今言われている林道から歩いている(031024)。とりあえず、峠は旧峠道で越えているようだ。ただ残念な事は、加子母市街からの峠道は消えてしまったのだろうか。



美濃一人山名録09前山



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